心和のラノベ感想

1ヶ月15冊読了目標!

美少女とぶらり旅 感想

美少女とぶらり旅


今回は、ファンタジア文庫から刊行の「美少女とぶらり旅」です。何とも男の妄想を体現したかのようなお話でした。新型コロナウイルスで外出抑制されている今だからこそ、より旅行への渇望もある訳で。泉石膏肓というか、都会以外もまた趣があるというか。

パロディ多くて面白いですし、ツンデレ好きな方にはオススメな一冊です。

あらすじ

両親と喧嘩して家出を決意した高橋翔は、駅のホームでクラスメイトの美少女、七瀬涼帆を見つける。その七瀬は自殺しようとしており、翔は七瀬を救出する。それから、翔は旅に出ることを提案するのだった。

熱海に富士山、浜松そして沖縄など様々な地を2人で巡る中で、留年して20歳の女子高生や、社畜OLなど個性的な人々と出会う。それらを通じて、七瀬や翔の過去やお互いの気持ちが明らかになっていく。

感想

こんな彼女とぶらり旅したい!そんな事を思わせてくれる一冊でした。才色兼備でツンデレな所や、目的地などを合理的に決める感じ、好きですねぇ(このキャラ造形は、バンドリ!で言うなら紗夜さんだな)。ピアノの過去の件は、何か四月は君の嘘を思い出しました。

音楽って、正確に音を奏でるだけではなくて、気迫とか感情も音に乗るというか。それは、OLの奏さんも証明していましたが。自分のやりたい気持ちをぶつけるというのは、意外と社会人になると難しいんだろうなと思います。色々責任も発生してしまいますし…。

留年JKの瑠花についても、彼氏持ちの女子を好きになってしまって、勝算低いにも関わらず、自分の気持ちを偽らず隠さず告白していました。賞賛できるこの行動もまた、やらぬ後悔よりやって後悔するとか、自分勝手に生きて良いというメッセージかと思いました。

平日に旅行する背徳感、羨ましい…!

あとがき

日本の国土は狭いといっても、各都道府県、果ては市区町村に至るまで、様々な特色や見所があると思います。1巻にして、2人の関係は出来上がっちゃった感じですけど、いくらでも話のネタは作れそうな題材でもある気がするので、今後どうなりますかね〜。

時間があれば、全国巡ってみたいですね!(美少女同伴希望)

時間があれば、というかやりたいならやっちぇえ日産って話ですけど…

2022.2.8