心和のラノベ感想

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ソードアート・オンライン12 感想

ソードアート・オンライン12


今回は、SAO12巻アリシゼーション・ライジングです。四天王というかバトルタワーというか、そんな感じのバトル満載な回でした。

あらすじ

カーディナルから、自身の生い立ちやアドミニストレータのこれまで、整合騎士の成り立ち等の話を聞き終えたキリトは、ユージオと共にセントラル・カセドラルの頂上を目指す。

道中で何人もの整合騎士との戦闘をし、技や術式を駆使しながら何とかアリスの待つ80階へと到達する。金木犀の剣を持つアリスに押されながらも奮闘する2人だったが、戦闘の最中に衝撃で破砕した壁から、キリトとアリスは外に投げ出されてしまうのだった。

感想

序盤のカーディナルの説明は、以前に比嘉や菊岡らがアスナにしたもの+αという感じでした。今回は、一度も現実世界の視点はなくアンダーワールドのみで、バトルバトルしてました。今思い返すと、アニメ版だとこの説明シーンがどこまで要約されていたか覚えてないので、また観返してみたいなと思いました。アニメ製作陣も、こういった単調なシーンは映像化しにくいだろうし、かと言って削り過ぎると内容が分からなくなるという葛藤があったのだろうと想像できます…。しかもほとんどがユージオに聞かせられない話というね笑。

そういえば、ずっとキリトの髪で監視していたのはカーディナル自身ではなく、使い魔だった事が判明しました。カーディナルは、200年もの間アドミニストレータに一矢報いる存在を探していた訳ですが、キリトと抱き合ったシーンでシステムとは言え、一介の孤独な少女だということが感じられて少しジーンときました。本に囲まれて誰かを待つっていうと、ベアトリスにも似てるかな?

あとがき

あっさりと対アリス戦が思わぬ形で中断されましたが、ここで初めてキリトとユージオが分断されるという事態にもなりました。今後、各々がどういった行動を取って、どう描かれるか楽しみです。

そして、ダークテリトリーの侵攻が後々控えていることも示唆されて、まだまだこのストーリーは先が長い事を思わされました。命の選択という問題も出てきそうです。あとは、アンダーワールドでキリトが死んだ場合どうなるのか、という点も気になるところです。コンティニューなしでここまで来ているキリト先生も流石ですが、文章量に対して作品内の時間はそんなに経過してないという側面もありますね。

2022.1.15