心和のラノベ感想

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ソードアート・オンライン14 感想

ソードアート・オンライン14


今回は、SAO14アリシゼーション・ユナイティングです。ようやくシリーズとしても、アリシゼーション編としても折り返しまで来ました。自己主張が少なく、安全な所にいる事が多かったユージオでしたが、この巻を読むとユージオをキャラクターとして好きになるのではと思います。

あらすじ

キリトとアリスの前に現れたユージオであったが、戦闘中に記憶を取り戻し、単身100階へと戻る。そこで、カーディナルから得た短剣でアドミニストレータを刺そうとするも防がれてしまう。

一方で、下の階から敗走してきたチュデルキンが合流し、キリトらも100階へ到達する。3人の協力によりチュデルキンを退けるも、アドミニストレータは高優先度を誇る剣からソードゴーレムを生成し、キリトらはなす術なく壊滅的な被害を受ける。

シャーロットの決死の吶喊により、カーディナルをこの場に呼ぶことに成功する。形勢は傾いたかに思えたが、制約によってカーディナルは自身と引き換えに3人の命を助けるよう懇願し、アドミニストレータの攻撃を受ける。

無力さを苛んだユージオは、アリスの記憶の力も借りながら、自らを刀身へと変え攻撃に打って出る。その攻撃によりソードゴーレムを倒し、アドミニストレータに傷を負わせたものの、ユージオは瀕死の状態に陥る。

キリトは、アドミニストレータと戦うも、高度なソードスキルの前に戦意を喪失してしまう。ユージオに後押しされ、アドミニストレータを追い詰めると、アドミニストレータはリアルワールドへの離脱を試みる。その後、キリトは管理画面から菊岡に連絡を取ると、声の奥で銃声が聞こえ…。

感想

ラスボスを倒したという意味では大きい巻でしたが、まだまだアリシゼーション編は続くということで。神聖術で来られたら、キリトらも太刀打ち出来なかった気もするけど…(そもそもアドミニストレータは3人の命を奪うのは無理だったとは言え)。にしても、アドミニストレータの魂は本当に消滅したのかどうか。したにしても、最後のトドメがチュデルキンってのは可哀想…。そもそも、チュデルキンというキャラクターが最初から最後まで不思議でしたね。何があってあのキャラクター性が出来上がったのか知りたいです。まぁ、全てが口だけという訳ではなくて、素因を20個生成するという離れ技を見せてくれたのは良かったかなと思います笑。

アドミニストレータもそうですが、今巻は退場するキャラクターも多かったですね。カーディナル然り、ユージオ然り(+元老長)。流石にユージオ君は今後出てくる筈…ですが。捨て身の献身とか、ステイクールとか、今まで以上にユージオの良い所が出た巻ではあったので、悲しいですね…。

アドミニストレータのダークテリトリー対策がちゃんとあったのは、方法はアレだけどやるやんって思いました。正直ソードゴーレムが量産できたら人界軍めっちゃ強いですよね笑。

キリトvsユージオは消化不良で終わりましたが、キリトの言う「俺のことも、アリスのことも、ティーゼやロニエたちのことも、カーディナルのことも忘れてしまったお前じゃ、俺には勝てない。」という言葉に尽きるでしょう。

あとがき

チュデルキンの声、高木渉さんめっちゃ合ってるよなぁ笑。

次回は、現実世界で何が起こったのか、アドミニストレータなきアンダーワールドはどうなっていくのかに注目したいです。

2022.1.22