心和のラノベ感想

1ヶ月15冊読了目標!

ソードアート・オンライン10 感想

ソードアート・オンライン10

まず、2022年あけましておめでとうございます!去年の11月頃から当ブログをスタートしていますが、今年も引き続きラノベを読んで更新を続けたいと思いますので、よろしくお願いします。

さて、今回はSAO10巻アリシゼーション・ランニングです。説明多めで展開もゆったりめなので、少し退屈な印象の巻でした。

あらすじ

金本に襲われたキリトは病院に搬送され、危篤なものの一命は取り留めていた。しかし、その後密かに別の施設へ拉致されたのではと疑うアスナは、直葉と詩乃と議論の末、オーシャン・タートルという施設に目星をつける。

アスナは、当時、茅場晶彦と行動を共にしていた神代凛子を頼って、何とかオーシャン・タートルの潜入に成功する。そこで待ち受けていたのは、プロジェクト・アリシゼーションを進行する菊岡と、プログラマーの比嘉タケルであった。そして、このプロジェクトの目的やキリトの必要性等が語られる。

一方、アンダーワールドのキリトは、ユージオと共に剣術大会を勝ち抜け、無事に修剣学院に入学し、着々とアリスのいるセントラル・カセドラルへの道のりを進んでいた。

感想

前回投げかけられた、黒幕や目的などは明らかになりました。AIを利用しての無人兵器の運用とのことで。研究らしく様々な障壁にぶち当たりながらも、実用に向けて色々試しているのは伝わってきました。ここで出て来る問題は、AIに人権はあるのかということです。クローンと倫理観に近いような気がします。ただ、VRとデスゲームから始まったSAOシリーズが、こういった課題に立ち入っていくとは露ほども思いませんでしたね。まあ、人類の歴史的に戦争は起こってしまうものですし、昨今の人口現象を鑑みるに、そして日本の軍事力を思うと、人死にが出ない戦闘もやむを得ない気もしてくるところです。

さておき、このアリシゼーション計画のタイミングとキリトの襲撃は偶々なんでしょうかね。ただ、キリトの倫理観からすると菊岡の企図する計画に参画していたかは怪しいので、キリトの治療名義で魂を借りれた菊岡はラッキーだったのかも知れません。

また、アンダーワールド内での時間の進みが現実より1000倍とすると、リアル時と精神の部屋が実現できることになりますが、記憶がちゃんと行き来出来るかどうかはまだ分からない?魂の年齢みたいな話では、30年くらいは余裕とのことでしたが。

あと、ちょっとした疑問として、菊岡らが文明シュミレーションをする時に、公理教会やら整合騎士やらは敢えてそうなるように仕向けたのか、STLが勝手に作り上げたものなのかが気になりました。STLは、禁忌目録を犯すことはなかったということですが、そもそも菊岡が適度な法やルールを設定すれば、殺人とかも起こりうると思うので。それとも、そこまでは介入出来ないんですかね。

さいごに

物語の中で、キリトを監視している視点の描写があったので気になるところです。あとは、次回は悪役貴族を倒してスカッとさせて欲しいですね。

2022.1.3