デート・ア・ライブ7 美九トゥルース 感想

2013.3

今回は、デアラ7巻です。

表紙は黒い十香という事で、話の途中で出てきたDEM社が何かに利用しようとする、まだ知らない精霊の謎にも係る部分も少し出てきました。

勿論、美九の件も今回で無事解決してます。

あらすじ

美九が四糸乃ら精霊を始め群衆を操り士道を追い詰め、十香はエレンに連れ去られ途方に暮れる中、士道に手を差し伸べたのは狂三だった。狂三によって、美九の過去を探ると共に対話の時間を稼ぎ、また十香が囚われたDEM本社への潜入を成し遂げるが…。

DEM社を脱退し、ラタトスクに寝返った真那は戦線に復帰する。しかし、そこに立ち塞がったのは〈スカーレット・リコリス〉を纏い、復讐の為に肉体改造したジェシカだった。

感想

都合良いな〜と言ってしまったら終わりなんですが笑、まぁ色々と上手く嵌まって最終的には丸く収まったという感じでした。

まずは狂三ですが、今回はかなり協力的。多少は時喰みの城で時間を補充出来てたのかも知れませんが、にしてもかなり活躍はしてました。というか、狂三の能力の応用の効き方が他の精霊以上な気がします。

最後に、狂三の目的は囚われているとされる第2の精霊?の保護のようで、ちゃんと狂三には狂三の信念があったみたいです。まだ精霊の起源を始め謎が多過ぎる。

美九に関しては、十香を命を変えても救い出すという士道の有言実行を見届ける為に、ツンデレの如く協力してくれる場面が多かったです。

今回、美九の過去も明らかになって、元は人間だった事が判明しました。琴里と同じパターンと思われます。宵待月乃としてアイドルをしていたものの、プロデューサーの枕営業の誘いを断ったら干された的な流れ。

ファンからの謂れもない誹謗中傷があったりして、そっから男嫌いも発症していった模様。ただ、芯まで腐ってしまった訳ではなくて、心の底ではどこかで人を信用したい部分も残っていて、それを体現してくれた士道を信頼したという感じでした。

そんな訳で、精霊の力の封印は自ずから行い、寧ろあんなに男嫌いだったのに"だーりん"と言い出したのはびっくりでした笑。これは中々にギャップ萌えではある…。

歌が無くても大事にすると言った士道が天然の誑しではありますが、ラタトスクの指示がない中でも、美九の分厚い殻を破ったのは凄いと思います。

そして、十香ですが、士道が目の前で殺されそうになった事で反転?という現象が起き、能力が変化。本の途中でカラーの口絵が入るのはSAO以来だなぁ。

エレンに手傷を負わせ撤退させた一方、人格自体も変わったせいで、士道にも攻撃し制御は出来ておらず。ただ、傀儡が解けた八舞姉妹らの助けもあったりで、十香を取り戻す事に成功。ただ、今後の危険は否めないだろうなと。

真那とジェシカの対決に関しては、駒として使われたジェシカが痛々しかったです…。折紙もあんまし活躍は出来てなかったですが、ASTはDEMに縛られない施策をしていかないといけなさそうな気はします。

今回のbest words

!来てくれたんですね、だーりんっ! (p.323 美九)

あとがき

ウェストコットは、士道の名字が崇宮である事を知っていたようなのが気になります。真那とはやはり本当の兄妹なんでしょうか。

美九の家に不法侵入して、ブラジャーを見せつけてくる狂三に和まされました笑。