デート・ア・ライブ アンコール 感想

2013.5

今回は、デアラアンコールです。

シリーズ初の短編集刊行という事で、回を重ねる毎にヒロインが増えていく本作にとっては、1ヒロインにスポットを当てる短編は相性良いと思います。

デアラのヒロインで1番面白くてヤバイのは折紙だな…笑。

感想

〜十香ゲームセンター〜

折紙と言い争って溜まった十香の不満を、士道がゲームセンターにデートとして連れ出す事で中和させる話。

ラタトスクの権力はどうなってるんだ…という感じですが、目に映る物全てが新鮮な十香がパンチングゲームを破壊したり、無知が故にプリクラで全裸になろうとしたり。

地味に、折紙が士道の為にUFOキャッチャーやってるのがいじらしい。

因みに、折紙と十香の口論は士道が精霊を嫌ってるとかどうとかから始まった模様。本当の本当の本当だっていうセリフは1巻を思い出しますなぁ。

〜折紙インポッシブル〜

成り行きで恋人関係となってしまったのを解消する為、士道がラタトスクの指示の元、折紙に嫌われる為のデートを敢行する話。

これがまぁ、待ち合わせに遅れたり、服装を貶したり、突然のロリコン宣言などなど酷いものばかりだったものの、折紙の好感度はストップ高。凄いメンタルである。

スクール水着に犬耳&尻尾を公の場でやらされて動じないとは。十香とのヒロインレースは今日も続く。

〜四糸乃ファイヤーワークス〜

いつぞやの水着での勝利特典で、士道と花火大会に行く四糸乃の話。

人混みでよしのんパペットを落として、能力を発動させてしまい、花火が延期になりかけたものの無事開催。にしても、自罰の為におしりペンペンを入れてくるとは…。

十香はデートは我慢したものの、祭り自体は満喫していたようです。きなこパンマン。神奈月が的になる射撃もまぁいつも通り。

〜琴里バースデー〜

タイトルの通り。士道は新たな黒い髪留めをプレゼント。

久々に白リボン多め=純粋で甘えん坊でテンション高めな琴里成分を補給。ホラー映画でトイレに行けなくなってとか、お風呂に入れなくなって…は分かるが、ちゃんとそれにも付き合っちゃうんだもんなぁ。

にしても、ラタトスクに部屋の中も監視されてるのセキュリティ甘過ぎでは!

〜八舞ランチタイム〜

転校当初、八舞姉妹と購買に昼飯を買いに行き、購買四天王に出会す話。

こういう馬鹿っぽい話は良いですね〜。厨二病全開というか。3人なのに四天王?!かと思いきや、最後に折紙がそのメンバーに含まれてると判明するという。

少しバトル漫画展開ではあるものの、最後に物を言うのは交渉というか好感度というか。

〜狂三スターフェスティバル〜

七夕に狂三と出会い、プラネタリウムやウェディングフォトを撮ったりする事になる話。

これは狂三の中でも、士道に友好的な個体もいればそうでない個体もいるって事なのかな。今回の狂三は普通にヒロインで乙女でありました。

織姫と彦星は1年に一度しか会えなくて、さらに天の川が渡れない場合はそれ以上出会えないかも知れないけど、お互いに忘れずにいられるだろうかみたいな、少し哲学的な話も。

どうせ裏で会ってるから忘れない的な発言を士道はしますが、まさにこの狂三の境遇と重なるって感じかな。

ウェディング狂三のイラストふつくしい

今回のbest words

近所の小学校に出向いて、女子小学生の体育風景を観察するのが日課でな。汚れを知らないつるぺたボディに、俺の〈鏖殺公〉は暴走寸前さ。まったく、小学生は最高だぜ! (p.56 士道)

ロウきゅーぶ!擦ってるのと、折紙の返答が「そう」だけなのもツボw

あとがき

物語シリーズみたいなサブタイトル好き。あと、筆者あとがきでそれぞれの短編に言及する流れも好き。

スペシャル→スレイヤーズ、無謀編→魔術士オーフェンサプリメントスクラップド・プリンセス、フラグメント→ストレイトジャケットですね(ファンタジア文庫通なら分かる)。