心和のラノベ感想

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嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん6 嘘の価値は真実 感想

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん6 2008.9

 

今回は、みーまー6巻です。

短編集に見せかけて、1つのメインストリームの合間に短編が混じっているというような構成でした。みーくんが語り部じゃないと露骨に読み易くなる笑。

感想

今回は、少し楽をしてあらすじはカットでいきます。実際、構成的に難しいので、主題→サブストーリーの順で振り返り。

進級してクラスが別々になったみーくんとまーちゃんでしたが、合同体育?で2人してサボっていた時に、猟銃を持った男が体育館に闖入してくる話がメインでした。

大抵の生徒は集められ手足を拘束される中、偶々2人は難を逃れて高みの見物といった風。前回の密室殺人の時もそうだけど、外に出る抜け穴がありそうだなぁと思えてしまうのが残念。

結果的に、頰かむりする事も出来た一方で、みーくんは行動を開始して犯人に突っかかっていくという主人公らしさを見せてました。もっとスマートなやり方ありそうだけど…ってのと、結局まーちゃんの助けも必要じゃんと。

ただまぁ、今回のテーマというかやりたかったのは、みーまーのどっちがが死んだらその片割れはどうなる?という部分だったっぽい。前提として、みーくんは代わりが作れるけど、まーちゃんは一品物という話もある訳ですが。

そんな中で、ラストでどちらかが死んだ?という事実が突きつけられるのですが、それみーまー終わっちゃいますけど…。

因みに、犯行に関しては社会にむしゃくしゃした無職のおぼっちゃんを、みーくんとか特別な体験をした人に嫉妬心を持つ一生徒が唆して、共犯で事件を起こしたという話でした。人に迷惑を掛けるのは良くないですねぇ。

その他としては、長瀬一樹とこーた&あんずの交流で何だかんだみんなみーくん好きだなーとか、恋日先生の実家での立ち回りの話とか、菅原や枇杷島と交流のあった剣道部の海老原香奈恵の話とか、湯女と上社さんの会話とか。

この中では、恋日先生の話がダントツで面白かったです。というかそれ以外は…。32歳の恋日先生がニート状態で、10歳ほど下の弟や妹から煙たがられている様子など。良い人に出会えれば好転しそう。

というか、たっきゅーぶで四番打者と呼ばれるいつざいとは…。補欠?笑

今回のbest words

何だとぉ。この眉目秀麗一枚看板公明正大大胆不敵快刀乱麻一騎当千羞月閉花沈魚落雁出藍之誉純一無雑純情可憐淳風美俗英姿颯爽有為多望、春の大感謝祭特売日 (p.93 恋日)

あとがき

みーくんの名字は枝瀬で通ってるのか。名字からして似非じゃん。

物語としては一区切り…?