心和のラノベ感想

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アクセル・ワールド17 -星の揺りかご- 感想

アクセル・ワールド17 2014.10

 

今回は、AW17巻です。

前回でストーリーが一段落付いた事で、今回は比較的平穏な日常が多めな感じでした。平穏な中に色んな動きもあった訳ですが…。

あらすじ

ISSキット破壊後の七王会議。白々しい白の王代理アイボリー・タワーに対し、証拠不十分で加速研究会を直ちに攻め入る事は出来ないものの、全レギオンで協力して事に当たる取り決めが交わされるのだった。

一転、ハルユキの生活では、クラス委員長の生沢から生徒会への参画を勧められたり、メタトロンだけでなく、プチ・パケメンバーのネガビュ加入の話、そして、緑の王達とのレギオン間会談が開かれたりと、目紛しく動いていく。

感想

大きな出来事はなかったものの、少しずつ今後の種蒔きが行われたという感じの回でした。巻末には、これから活躍しそうな黒雪姫の師匠でもあったグラフの人となりが少し分かる話と、ハルユキがレベルアップボーナスでどれを強化するか悩む短編が収録されてました。

グラファイト・エッジさん、女性メンバーが多いネガビュの中でもお調子者の男性アバターとして、上手くやってたのが分かって少し微笑ましかったです。ただ、何か年齢以上のものを感じさせる部分もあって、不思議な人物な気もしました。

今回の内容としては、メタトロンの黒雪姫らへの紹介、ニコの進学先、プチ・パケメンバー達のネガビュ加入、生沢さんによる生徒会勧誘、渋谷でのグレウォ対談といった感じでてんこ盛りでした。

メタトロンに関しては、主人とか何とか言ってましたが、言いくるめられて(?)一応ネガビュのメンバーとして迎え入れられたっぽいです笑。虫とか言われてるの可哀想…。でも心強い。

ニコの進学先については、ハルユキ達の通う梅郷中を検討中らしい。赤と黒というレギオンの垣根はあれど、完全に友達としてリアルでの繋がりも強くなって来たなぁと思います。そして、さくらんぼ農家のハルユキの祖父母の元に夏休み行く約束をしてました。これは、居合わせた黒雪姫も参加するらしいですが…。

ショコ達は結果的にネガビュに加入しました。一気に3人。領土戦は初心者らしいものの、メンバーが増えるのは大きいですし、またペロペロの件が見られるのは面白い。また、ウータン達もちゃんと復帰してたのは良かったです。

ハルユキのクラス委員長の生沢真優の生徒会勧誘については、梅郷中の慣わしにも理由があって、一人一人役職を抜擢するのではなく、生徒会メンバーを1セットで選ぶという形式だかららしい。

生沢さんが黒雪姫に憧れて、という面もあるらしいですが、ハルユキ+タクムがどう選択するのか。いじめられっ子の大躍進という意味でも、BBへの有利さという意味でも、先輩の仕事を受け継ぐ意味でも、やる価値はありそう。

そして、グレウォとの対談がどうなっていくか。緑の第一席のアバターも気になる所です。選択の時とは。

今回のbest words

これからはぁ、シルバー・エロウと呼んであげましょぉー (p.112)

あとがき

よく考えると、紫の王とかってあんまり接点ないですね。黄の王も序盤以降はそんなに出番無しか。

渋谷ラヴィン・スクエアって現実だとどれを指すんでしょう?