今回は、AW18巻です。
対加速研究会と、帝城攻略という2つの目的へと歩みを進める回でした。がっつりまた女性キャラが増えた一方、グラフの謎が深まるという感じ。
あらすじ
「ネガ・ネビュラスは、白のレギオンを攻撃するために、現在グレート・ウォールの領土である渋谷第一および第二エリアの返還を申し入れる」
加速研究会への攻撃を仕掛ける為に、黒雪姫らはオシラトリ・ユニヴァースと隣接する地域を手中に収める必要があった。話し合いの末、人質としてグレウォに所属していたグラフも交えてのバトルロイヤルが始まる。
黒雪姫の卒業まで8ヶ月。海外に進学する可能性を示唆されたハルユキは、BBのもう1つのクリアの条件とされる神器TFLを得る為、楓子を頼って帝城へと向かうのだった。
感想
黒の双剣士とはグラフを指す訳ですが、技名含めてめちゃくちゃキリト意識してるなーと感じます笑。勿論人格とかは全然違うんですが、無限EK中の筈なのにしれっと帝城に現れたりと、謎多きです。タイマンで黒雪姫と互角以上に戦えるのも強い。
今回の話としては、打倒加速研究会への足掛かりとしてのグレウォとの会談と、ハルユキと楓子2人で帝城へ!といった所でした。
そしてまた巻末にはBDの短編が収録されていましたが、これまた本編に使って差し支えない重要な内容でした…。パドさんの両親が病気で亡くなって、父の名残でバイクに乗っていたり、叔母を頼ってケーキ屋を始めたりという、パドさん回。
で、その叔母が氷見さんという事で、カレンがBBの親という話に繋がってくる訳ね。それから、パドさんがネガビュではなくプロミに加入したのは、単に住んでる場所が理由だとか。通常親と同じレギオンに入るものだけれども。
本編に戻って、今回ではプチ・パケ3人が料理同好会のメンバーだったり、リアルネームが明かされたりもありました。加えて、コバマガ双子姉妹のリアルも。リアルの方もツインテールかポニーテールで判別するしかないっぽい。
とりあえず、グレウォとの会談はバトルロイヤルに縺れ込みながらも、ネガビュの勝利によって、領土返還にはなりそうです。にしても、グラフがグレウォのNo.2になってたのはびっくりでした。当時のネガビュ壊滅の際の隠れ蓑と考えると、緑の王の懐の深さを感じる所ではありますが、グラフが例のポイント循環の供給源の一つになってたのならまぁ。
因みに、バトルロイヤルでは新規の宇宙ステージが出たという事で、レイカーさんが大活躍でした。
そう言えば、ショコのリアルはチョコレートアレルギーらしい。何とも分かり易いアバター生成である。
そして、成り行きで楓子と共に帝城を目指すハルユキのシーンでは、ツンデレメタトロンさんが頼もしかったです笑。ギリギリで滑り込んだ先で再びリードと会って、リードの師匠こそグラフだと判明して続くという事で、どういう化学反応が起きるか含めて楽しみ。
あと、ハルユキが生徒会選挙への参加の意思を固めたのと、レベル6になってました。タクムとの約束の日も近いか。
今回のbest words
んなこと言ったら、あたしなんて苗字が三登で、アバターネームが《ミント・ミトン》だぞ!しかも別にミント味が好きでも嫌いでもないんだぞ!そのうえ、ミトサトミって回文なんだぞ! (p.141 三登聖実)
あとがき
ニコもそうだけども、他の王への愛着を考えると、全損させてのレベル10到達ルートを今からやるって話はほぼ考えられないので、帝城攻略でクリアして欲しい所ですね。
ただ、エネミーが強過ぎるってのも考えものだな…。そもそもBBは対人格ゲーなのだし。