今回は、AW25巻です。
表紙に割と謡が出て来る事が多いですが、今回はちゃんと本編とリンクしたイラストでした!
白のレギオン編が完結ということだけれども、普通に良い所で終わってるぅ…。
あらすじ
インティから生み出された終焉神テスカトリポカ。五王達の全損の危機も迫る中、一矢は報いたものの、ハルユキは白の王に拉致されてしまう。
ハルユキの無限EK状態打破の為、テスカトリポカを拘束する6つの荊冠の破壊を企む一行は、残る1人の剣士としてグラフに白羽の矢を立て、帝城へ向かうのだが…。
感想
最後の予想外の結末にはびっくりしました。今回初めて出現した筈のテスカトリポカに昔喰われた事があるというコスモスと言い、加速研究会の目的と言い、まだ明かされていない事実があるので、どうなっていくやら。
一応、最初の攻防でコスモスがハルユキの拉致を選択した事で、王達の全損及び無限EKの問題も解決しました。その結果、ハルユキが無限EKになったので、元も子もないのですが…笑。
みんなを守りたいという気持ちが《光殻防壁》という技を生んだ展開も熱かったです。ですが、とにかくテスカトリポカの存在が圧倒的過ぎでした。確かにコイツを使役してれば、帝城攻略も容易だった気がします。
ケーブルを抜いた事で一先ずの平穏を得たハルユキでしたが、本当に加速世界の内容が濃過ぎるので、現実での1日の流れが平和だなーと感じました。ホウの世話をしたり、謡の家にニコと泊まりに行ったり。山形の話はもう少し先になりそう。
剣士の6人の選抜の会議も色んな名前が出て来て面白かったです。因みに、セントリーさんはあっさりネガビュに加入したのも良かったです。
グラフの帝城からの救出作戦はダイジェストしかなかったものの、重要だったのはハイエスト・レベルに向かったハルユキが、バイス達の待ち伏せを見抜き、黒雪姫達に伝えた事で、難を逃れた所でした。作戦に参加出来なくても仕事を果たすハルユキ君素晴らしい。
しっかし、毎回作戦が白レギオンに漏れてるのは、スノー・フェアリーがハイエストの方に来られているからなんでしょうかね…。実は裏切り者が紛れていると言われても驚かないだろうけども。
待望のメタトロンの復帰もありました。めちゃくちゃ便利屋さんでした笑。
そして、ハルユキ救出作戦、これが途中まで上手く進んだものの、テスカトリポカはその上を行き、結果として、ハルユキ(+メタトロン)が白レギオン移籍を以て、コスモスに助けを乞うという形に。一段落と言うより、これ最悪な展開では…。
しかも、タクムがテスカトリポカの放ったレベルドレインの餌食になるという絶望。約束どうなっちまうんだ…。いや、例のカードがあるか…?
今回のbest words
おいおいイインチョ、小学生にセクハラはいかんだろー (p.105 ニコ)
あとがき
楓子に黒雪姫と風呂に入った件を問われた時に何て答えれば正解だったんすかねぇ笑。
丁度この頃にコロナ禍だったのか。筆者あとがきの近況報告良き。