心和のラノベ感想

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アクセル・ワールド8 -運命の連星- 感想

アクセル・ワールド8 2011.6

今回は、AW8巻です。

7巻で残った問題は粗方済んだものの、最後でまた終わり切らずに次回に持ち越しとなりました…。ローラーさん死んだかと思ったぜ。

あらすじ

災禍の鎧に抗いながらタクムに対峙するハルユキ。すんでの所でのタクムの自死によりバトルは終結したものの、人間の意識へと入り込むISSキットを鑑み、チユリを含めてのお泊まりパーティが決行される。直結して眠る夜、3人は《ブレイン・バースト中央サーバー》へと誘われるのだった。

そして、《アーダー・メイデン救出作戦》及び《帝城脱出作戦》。無限EKの危険のある帝城内部で、ハルユキと謡は約束通りリードに再開し、脱出を目指す。

感想

アクセル・ワールドではデータ外の力として心意がありますが、現実でも似たような事があるというのは、その通りだと思いました。勝とうと強い気持ちを持てば闘志が湧くし、負けそうだと思うと本当に負けてしまったり。案外、人間の心の持ちようは単純なのかも知れません。

さて、今回ですが前半はタクムとISSキットについて、中盤は現実のハルユキ体育のバスケ奮闘記で、後半は帝城脱出編でした。

ISSキットは災禍の鎧のようにニューロリンカー無しでも人の意識に干渉してきたり、ユーザー間?で並列処理をして増幅したりする仕組みのようで、ハルユキ達が直結して夢の中に入り、心意技を使う事で、タクムに巣食う邪悪さを取り払う事に成功していました。

まだハルユキも災禍の鎧を制御し切れていないのと、ISSキットの力を持ったタクムはハルユキを凌駕するというのはポイントかなーと思いました。

現実のハルユキのバスケですが、これは現実においても心意というか前向きさや自信が良いプレーに繋がるという、言わば悟りとしての一面でした。

アクセル・ワールドも8巻を数えていますが、容姿、勉学、運動どれを取っても駄目なハルユキが現実で黒雪姫に好かれるのが、何か腑に落ちないなーって感じるようになってきました。チユリは幼馴染だから、良い所を知ってるという意味で分かるのだけれど。

まぁ、ラノベ下剋上というか、ハーレムやなんで俺が?みたいな展開を楽しむという面があるからそこにケチを付けても意味はないのですが。ただ、主人公にマイナス面を付け過ぎるというのも、展開を考えると良くないんだろうなぁとも感じました。

そして、帝城脱出に関しては大成功でした。結局、北斗七星を冠した神器の1つで特別な意味を持ってそうな揺光は持ち帰る事は出来ず、リードが何故この場にいたのかなどなど消化不良感もありながら、第一優先のハルユキと謡が無事帰還できただけでめっけものかな。

何となく飛行スキルのお陰で簡単に神器取れちゃいましたーって展開かと思ってたのですが、それは俺TUEEEEの見過ぎなのかも知れぬ笑。浄化は済んでないけれど、リードの本名が《アズール・エアー》というのは判明。揺光含めてまたいつかの機会を待ちましょう。

それから、スザクについてはかなり執拗に追撃してきたものの、ハルユキの心意飛行や黒雪姫らの攻撃で無力化。しかしながら、やはり他の三神がいる限りは回復されてしまうという事で、こちらの討伐もだいぶ先になりそうですね…。

ハルユキは、今回飛行もそうだし、タクムのISSキット破壊の災厄に光の剣の射程延長でも心意の熟練度上がってました。

そんな訳で、一応の終結かと思いきや、待ち合わせに現れないローラーがリンチされてる現場を突き止めたハルユキがクロム・ディザスター化して終了。早く自分の物として神器へと変容させて欲しいものですねー。ブロッサムさん頼んだ!

今回のbest words

──君は気づかなかっただろうけど、チーちゃん、こっそり泣いてたよ。君が一生懸命歌う『翼をください』を聞きながら (p.40 タクム)

あとがき

現緑レギオンのローラーですが、ネガ・ネビュラス加入あるかな〜。男女比が均されるとは言えうるさそう笑。まだエレメンツのメンバーも出揃ってないしなぁ。

相変わらずチーちゃんママの料理は絶品だぜ。