心和のラノベ感想

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アクセル・ワールド7 -災禍の鎧- 感想

アクセル・ワールド7 2011.2

 

今回は、AW7巻です。

面白かったけど、また次回に続く…となりました!笑 タクムも明言通り活躍してくれて良かったです。活躍というかハルユキの良きライバルとして立ち塞がるというか。

あらすじ

無制限中立フィールド内の帝城に取り残されてしまったハルユキと謡。しかし、ハルユキの夢の記憶を頼りに、無事奥地に辿り着く事に成功する。そこには、脱出ポイントは見当たらず、既に無くなった神器の台座が。そして、トリリード・テトラオキサイドというアバターに出会い、次の再会を約束した後、ハルユキらのケーブルが抜かれ現実に帰還。

巷ではISSキットと災禍の鎧の関連性が疑われ、ハルユキに現実でのPKの魔の手が迫っているとパドさんから忠告を受けるのだが、そのPK集団《スーパーノヴァ・レムナント》はシアン・パイルと見られるアバターによって壊滅したという噂が…。

感想

序盤のクロム・ディザスターが生まれるまでの回想は、中々しんどいものがありましたねー。このタイミングで憎悪の心意も生み出されてしまったのだと推測される。ブラック・バイスは当時から存在して、この悲劇を創出したような立ち位置に見えましたが、茅場晶彦のように観測者というか、開発者サイドなんですかねぇ。

ざっとおさらいとして、BB初期にクロム・ファルコンとサフラン・ブロッサムというアバターがいて、偶々帝城に潜入出来てしまったファルコンが《ザ・ディスティニー》という鎧の神器を入手し、ブロッサムに渡したことが事の発端で。

心優しいブロッサムは、バーストリンカー達のためのポイント互助システムを構築しようと奮闘する中で、罠に嵌められてゲーム内から退場させられたと。この時に扇動したのがバイスで、メタっぽい発言をしてたのが気になりますね。指を咥えて見させられていたファルコンが可哀想でしたが、このファルコンが後々のクロム・ディザスターになったと。

そんな過去を薄ぼんやりと夢に見たハルユキが、帝城の奥地でリードと出会う訳ですが、何故こんな場所にいたのか等謎を残したまま次回に持ち越し。ハルユキも神器を手にして欲しい気もします。まだ、浄化も未完了。

タクムに関しては、大方予想通りにISSキットに手を染めちゃいましたね。矛盾を抱えた彼は、憎悪の心意とも相性が良さそうで、ハルユキは歯が立たず。まぁ、タクムが敵になったとか乗っ取られたとかではなくて、結果的にはPK集団を単身屠ったりと味方でいてくれてるのは良かったです。

後は、その自暴自棄さというか自傷行動みたいなのを如何に止めさせて立ち直らせるか。災禍の鎧が負ではなく正に働いてくれれば、事態は好転するんでしょうか。それと、ISSキットを流布したのも加速研究会だとすると、ハルユキあるいは災禍の鎧をどうにかしたいという意思を感じます。

そう言えば、タクムが僕を壊してくれ的な発言をハルユキにしたシーンBLかと思ってしまったぜ…笑。

今回のbest words

あ、え、ええと、じゃあ数学イヤだなあの顔 (p.204 ハルユキ)

あとがき

p.155の黒雪姫さんのお尻の挿絵凄い。

あと、ういうい小学生にして星座とかの知識量多すぎ…。いくらお嬢様だからって。