今回は、変サラ6巻です。
今年の4月からアニメも始まる今作。激動の展開だけで楽しくスラスラ読めてしまうのは、ライトノベルの1つの完成系なのかなーと思います。
CEOとしてのリヴィアと芸能プロダクションを体験する沙羅の話!(水着あり)
あらすじ
ヤクザ『白銀組』組長、半グレ組織『エスパーダ』リーダー、新興宗教『ワールズブランチヒルクラン』教祖という反社会勢力の帝王となったリヴィア。ブレンダを頼って望愛の釈放を進めバンド活動の再開を目指しながら、3組織の統合を図っていく。
一方、芸能事務所にスカウトされたサラは、惣助と共に東京へ事務所の見学に出向く。そこで、平和島陽葵というジュニアアイドルに出会うのだった。
感想
前回のあらすじとかキャラ相関図とかは複雑なんですが、読み始めてしまえばしっかり物語に没入する事ができ、ストレスなくあっという間に読めてしまうのは相変わらず流石でした。
リヴィアに関しては、相変わらずの破茶滅茶さで見ていて飽きないですね笑。バッタ好きな所とかパチンコで大負けしたりとかしながらも、見目良いからこそ周りもほっとけないというか。
頭脳面では弱くても直向きさがあって、反社方面に属していながらも良い方向に向かおうとしていて、頑張ってました。女ホストとしてもユーチューバーとしても。
政治家の演説に乱入した暴徒を取り押さえるのも流石だったけれど、これは安倍元首相を彷彿とさせるな…。犯人も被害者だったみたいな。
リヴィアを怪しいバイトとかに誘っていたタケオですが、実は公安警察だったのはびっくりでした。ただ、リヴィアが勝手にマフィアを壊滅に追い込んでたりするので、リヴィアの遊び仲間的な立ち位置に落ち着いてるという。
サラの方は、裏表ある陽葵とすぐ打ち解けるコミュ力の高さを見せてました。岐阜や名古屋の話題から、東京へのある種僻みみたいなのも聞けてそこも面白かったです。新幹線とか富士山とかスカイツリーに燥ぐのも子供らしくてまた良い。
今回は、ブレンダ以上に閨さんも惣助にアピールしていて、ちゃんとヒロインしてました。水着姿も可愛い。愛人になるのが上手い閨さんがガチで家族を連想させる会話をするのはドキッと来るかも。
そう言えば、作中で唐突に2年時が経ちました笑。今の所、友奈が高校生になった事で約束を違えず惣助の元で探偵バイトを始めたり、リヴィアの会社が軌道に乗り始めたりくらいの変化。地味に料理を作りに来る友奈が可愛かったです。
次回オフィム帝国側から刺客が現れそうで、そこは楽しみ。
今回のbest words
ああ、はい。バッタはちょっと前に生産ラインナップから外しました (p.202)
→昆虫食はSDGs
あとがき
録音が如何に最強な武器かが分かる。
この作品ほんとにキャラとその呼び名が増えてきたよなぁ。そして、フィクションとの境目が難しい笑。