心和のラノベ感想

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アクセル・ワールド5 -星影の浮き橋- 感想

アクセル・ワールド5 2010.6

 

今回は、AW5巻です。

また上下巻になるのかと思いましたが、きっちり1巻に纏まってました。スカイ・レイカーさんがヒロインに昇格するようです、的な。

あらすじ

日本のソーシャルカメラ技術の海外輸出のニュースから推測し、《ヘルメス・コード縦走レース》への参加権を得たハルユキ達。5人で参加を決めた他、パドさんやアッシュ・ローラーらも別チームで参加していた。

イベント開始後、突如として現れた加速研究会の《ラスト・ジグソー》は負の心意の力を使用し、他アバターへの過干渉を行なっていく。脱落者が増える中、ハルユキに取り憑いたクロム・ディザスターが目覚める。

感想

スカイ・レイカーこと倉崎楓子さん、しっかりネガ・ネビュラス加入!(ただし近接型) そして、宇宙を目指すイベントを通して、スカイ・レイカーの足が復活!の話でもありました。

恋愛面では、チユリと東京都庁デートに黒雪姫さんお泊まりに楓子さんお姫様抱っこ&アバターのマクス越しキス…。ハルユキ選手中々でやんすなぁ。

ぶっちゃけ軌道エレベーター云々の話は珍紛漢紛でしたねー。ふーんそうなんだーで片付けてしまった。とりあえず、宇宙でもBB(ブレイン・バースト)が繋がるようになって、それきっかけのイベントが開催されたんだなーくらいの理解度。

ただうーん、黒雪姫さんがBB内で普通に出て来ちゃって大丈夫だったんだっけ?というのが気になる。時間が経って、賞金首って感じでも無くなったのだろうか。領土戦でもこれまで出てたんだろうけど。

そして、今回も登場した加速研究会。《ラスト・ジグソー》は《ブラック・バイス》の仲間だったのか。ジグソーが憎悪の負の力でイベントで錆を侵食させ無茶苦茶にする中、ハルユキに寄生という形で残っていた災厄の鎧がハルユキに取り憑いた事で、今後早いうちに王の会議はありそうですね。

希望より憎悪が勝るのは仕方ない事とは言え、虚しいものがある。災厄の鎧もチユリのお陰で何とかなったものの、ジグソーを退ける上では欠かせないアイテムでもあったと思います。因みに、スカイ・テイカーの足はチユリの力でも治らなかったから、やはり本人の想いが大きな要因だったんだろうなと。

BBは親の愛情が少なかった人が条件に適合し易く、結構憎しみや心理的な傷が強さになり得る、何とも危なげなゲームでもあるんだなぁ。にしても、基本ハルユキの家が溜まり場になりがちだから、黒雪姫の本名は愚か家族の話とかも秘匿されてるのが気になります。

今回のbest words

どうせなら、前で抱っこしてください。せっかく二人きりですし (p.309 レイカー)

あとがき

加速研究会がSAOで言うラフコフみたいな感じですかねぇ。

アクセル・ワールドはBBだけでずっと続いていくのかな?