今回は、変人のサラダボウル5巻です。
最新刊に追いつきました。リヴィア方面はかなりパンクしかけている一方で笑、サラには芸能界からのオファーが来るというラストで、まだまだこの喜劇は続きそうです。
あらすじ
惣助が目を覚ますと、隣には全裸のブレンダの姿が!一瞬だけ焦る惣助であったが、2人で飲み屋へ繰り出して、酔い潰れたことを思い出す。結果として、ブレンダの悪戯であった事が判明し事なきを得るも、翌朝の朝食まで作るブレンダに、惣助は何かを感じていた。
リヴィアは命と共に地下闘技場へ赴いたり、ゆっくり映画を観たり衆道の相手をしたりと過ごしていたが、遂に命が尽きてしまう。命の遺書、命の父がリヴィアに願うこととは…。
感想
表紙は命と髪を切って黒に染めたリヴィアですね。もしやリヴィアの能力値がカンストするまでの物語なのでは…。
そして、今回のリヴィアは激動過ぎて凄かったですが、まず命の運営する地下闘技場への参加。まぁ勿論戦闘は最強なので無双でした。それ以上に、惣助の下の喫茶『らいてう』のマスター及びバイトの2人が只者ではないという、予想外の事態が判明。この設定が今後生きるのか…笑。
それから、余命幾許かの命を組長である父(白銀龍児)と会わせる為に、暴力団のアジトに殴り込み。ここでも圧倒的な強さを見せるばかりか、銃弾を喰らっても治癒魔法で回復し、寧ろ服の方を気にする始末。
龍児自体は話が通じる御仁だったので良かったです。昔に命を捨てる選択があったことで、命に負い目もあり、話し合いはトントン拍子で進む。そして、命が天寿を全うすると、遺書で自分の身分全てを命に譲るという話に。
この展開には驚きました。リヴィアという言葉が『命』という意味らしく、多少納得感みたいなものはありますが。
加えて、龍児が取り仕切る組長の座もリヴィアへという話に。一人娘で、女が頭になるインパクトというのも納得はできる。
命のエスパーダという半グレ組織含めての後継ぎ、組長の後継ぎの2つがある中で、次はクランの運営。というのも、望愛の裁判が長引いているのと、望愛が宗教関係の家族間のいざこざから身を引いたことで、大元からの資金源も絶えて、その辺りは大変そうです。
そして、もう一つがバンド活動。これで4つの掛け持ちということで、リヴィア1人の許容量では賄いきれない状況…。バンドの方は、大手の力を借りずに地道にやっていくようで、少しはセーブ出来る可能性はありそう。
そんな訳で、長々とリヴィア方面を見てきましたが、そもそも5巻の始まりは、目を覚ました惣助が、隣に全裸のブレンダを見つけるところからでした。これに関しては、酔った惣助を介抱して、悪ノリしたブレンダがただ裸で同衾したのみで、既成事実はないという話でした。
一安心なんですが、この一件も含めて惣助がブレンダを意識し始めるという結果を生んだようで、これはブレンダ大勝利への一歩になったかも知れないという。怪我の功名か。
一方で、完璧に乗り遅れた閨さんは、本当に手遅れ感が漂ってました。キャラがブレるのは負けインのムーブメント…笑。
サラ方面では、愛の不時着ならぬ飛騨の不時着という、涼子とW主人公の飛騨と美濃の確執を描く劇をしてました。これを機に、サラに芸能事務所からオファーが届くというラスト。魔法を隠し通せるかなぁ。
今回のbest words
そなたのトリセツなんぞ知らんカナ😑 (p.133 サラ)
あとがき
命とリヴィアの百合展開もありました。何故裸に琵琶なのかは謎ですが笑。
TVアニメ化ということですが、ホームレスにセクキャバ、裏賭博、パチンコ、ヒモ、競馬、極道、カルトetc…と完全にテレビ向きな内容じゃないのが笑える…。