今回は、ゴールデンタイム3巻です。
晴れて付き合い出すこととなった万里と香子は良い感じの雰囲気。ここから、万里の記憶喪失と幽体離脱したもう1人の万里がどう掻き乱すのかというところでしょうか。表面上リンダとの和解もありましたが…。一転振られキャラに成り下がるやなっさんにも一応救済はあった様子でした。
あらすじ
万里を追う中で、飲酒と自転車の窃盗容疑で逮捕される香子ではあったが、無事釈放。万里の彼女となった香子は、前向きに付き合っていく。
一方、飲み会の席で流れで千波に告白し玉砕した柳澤は大変に落ち込んでいた。そんな姿を見かねた万里は、柳澤光央を元気付ける会@おれんちを開催。二次元くん以外にも、香子、そして当の千波も参加する事に…。
感想
一応話としては進んでいるんだけれども、まだ面白さという面においては下火かなーという感じでした。柳澤と香子の間でこれまで何があったのか想像で補うことしか出来ない訳ですが、柳澤としては万里と香子の仲を祝福しているようでした。
香子のキャラクターとしても、ようやく万里の方を向いて事を成すようになってきたので見られるようにはなってきました。健気さは良いものの、子供っぽさというか傲慢さ?のようなものは垣間見えるけど…。
良い関係性を築けているように見えましたが、最後の香子の態度は少し気になる点でした。もう1人の万里がリンダをとても大切にしているので、そこでのすれ違いが今後起きてしまうのか。
というのも、今まで幽体として見守り続けたもう1人の万里が、肉体を得たような描写があったため。これは、万里が2人いる形になるのか現状の万里の人格を再度乗っ取る形になるのか、はたまた武藤遊戯スタイルか。
リンダに関しては、今回で記憶喪失後の万里への対応について和解するシーンがありました。ちゃんと心配してくれてたんだなと。因みに、きっかけは万里の隣の部屋が例のバンドのNANA先輩であり、そのNANA先輩とリンダが元おまけん部員で繋がりがあった為でした。
まぁ、敢えて隣の部屋にお邪魔しに来てる時点で、万里の事が気になってるんだろうけど、当時は恋人同士では無かった様子。
そして、柳澤の件ですが、千波と決裂しかけてましたが、これもまたちゃんと会に千波がやって来ている時点でまだ脈はありそう。巫山戯てではなくちゃんと告白してくれたらータイプなのかなぁ。何だかんだで、この2人の和解についてはなーなーだったので、次回以降に持ち越し。
今回のbest words
顔麵舞踏会 (p.202 千波)
↑サブタイはこれがやりたかっただけでしょ笑。
あとがき
案外、主人公の恋路が上手くいってて拍子抜けかも。
著者の自身を卑下するあとがき面白い。