心和のラノベ感想

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ゴールデンタイム2 答えはYES 感想

ゴールデンタイム2 2011.3

 

今回は、ゴールデンタイム2巻です。

1巻の下敷きがあるので少しずつテンポが良くなってきた印象。飲み会多めで大学生らしさもありましたが、まだ全体の展開は重めというかほろ苦い。面白くなってはきたものの、感情の唐突さも気になるかな…。

あらすじ

勢いで香子に告白するも振られた万里は、友達のままの関係に戻る。香子は香子で、柳澤を諦めて、明るく前向きな行動に努め、万里とも仲の良い友達として接していた。

リンダとの距離感を測りかねていた万里。そんな時、千波に誘われた飲み会に香子を何とか連れ出して参加。居合わせた柳澤と香子の様子を見て、万里はまだ香子は柳澤の事を諦めていない事を感じ取り…。

感想

お嬢様キャラで扱いにくいと思われた香子でしたが、万里との掛け合いが軽くなっていって、面白くなってきたかなーという所。また、万里とリンダの間でも進展というか決定的な追求があって、どうなっていくのか楽しみでもある。

そんな中、最後の一度振った香子による万里への好きという発言。これは流石に唐突で寝耳に水というか、展開早過ぎでは…と思ってしまいました。

千波が企画した飲み会で、当事者達にとっては想定外のヤナっさんと香子の対面があって、あれだけもう赤の他人と割り切っていた香子がやっぱり柳澤の事を諦め切れていないのを万里が見て、どれだけショックを受けたか。

側で慰めまだ好きでいる香子と接点を増やす中で、自分は体の良い存在でしかなかったんだと悟る万里の無念さ恥ずかしさ失望感。あぁ、どこまでいっても香子の柳澤への想いは、割り込めるものではなかったのだなとほろ苦さを感じさせる。

自暴自棄になり、友達を解消しようと離れる万里に最後、香子は好きと言ってしまう訳ですが、これがどーも気に食わない。まぁ、失恋後に優しくされた人を好きになる展開は間々あるけれど、もっと難攻不落でいて欲しかったというか何というか…。

一方、リンダとの関係性はシンデレラの靴よろしくスニーカーを無料で貰う一幕があったり、過去の繋がりを指摘したり。これが結構根深い問題であり、昔をチラつかせずに万里に接するリンダを怪訝に思う万里だったけれども、記憶喪失の際に、自分もリンダに同じ事をしてしまったのではと。故意か無意識かの話で。

当時2人がどこまでの関係性だったのかはまだ分かりませんが、今の先輩後輩の関係から今後進展はあるのかどうか。

おかち、なみさん絶対裏が怖いキャラだよ…。幹事となった飲み会で50人以上呼べちゃうのは凄いけど、末恐ろしい子。写真撮ってるのもちょい怖い。それと、香子は医者の娘か。

今回のbest words

乗った。じゃあ俺は『BBQ_LOVE』……ほぼすべての状況で使い回しているこのパスワードに誓う。メール、ネット、サイト閲覧、その他もろもろ、八桁のときは全部これ。俺が裏切ったら、いかようにもしてくれ (p.186 万里)

あとがき

そう言えば、今作は現実のメーカーそのまま登場しますね。スドバじゃない。

C-3POR2-D2、DTKC、どんぐりたけしー!