今回は、ゴールデンタイム番外です。
短編3本。やなっさんの汚部屋の話と、万里に師匠と呼ばれるヒロイン登場⁈の話と、NANA先輩の話。やっぱし物足りなさが残る。
感想
〜光央の部屋〜
人生楽勝モードの光央が脱線して極貧一人暮らしの部屋は、散らかり放題。そんな光央の部屋に見知らぬ侵入者が…？！という話でした。
そもそも、容姿も家柄も申し分無い光央がこんなに苦しんでるのが香子のせいだと思うと、光央の可哀想さが凄い笑。良い奴なのに。部屋を片付ける能力がないのは自分のせいだけど、そんな設定をこのイケメンに与えてしまうか竹宮さんよ…。
ストーカーの犯人は、光央に惚れる高校の後輩女子(3人)だった模様。レポートの3頁目と6頁目を盗んで何に使うんだ…？笑
光央の狙う相手は…リンダなのか？？
〜百年後の夏もあたしたちは笑ってる〜
海に行く前の話。香子と千波が水着を見せ合いっこしながら着ていく水着の選定をしながら、万里に羽野紫生という友人が出来た話を回想するというもの。
際どい水着で万里を悩殺して自分に振り向かせるーと意気込む香子は可愛い。そんな事しなくても、万里の方は付き合えてるのが奇跡って思ってる訳なんだけど、落ち着かないらしい。
それはさておき、万里が英語の講義で出会った紫生。読み方が分からず"ししょう"と呼んだことから師匠となった人物(正しくは"はのしお")。これが美人で途中まで女だと騙されるものの、彼女と別れたいという文章から男なのではと気付く。
ただ、最後まで師匠が男だと気付かなかった香子は、万里に詰め寄る的なオチ。嫉妬しちゃう香子が可愛いねみたいな。
〜サマーナイトツアー〜
万里がNANA先輩とフードストアみんなの亀太郎！！！という怪しげな店に行く話。終いには、ライブに駆り出され人体切断ショーをされそうになる話でした。
兄を燃やすというデビュー曲の壮絶さ、バンドメンバーのトモヤス、タクローの2人の登場、トモヤスはNANA先輩の兄？ 結局NANA先輩の本名は未だ分からず仕舞い。
今回のbest words
整形ケツアゴロンリーパラノイアババアに決まってるじゃん (p.54)
略してスカルプB、らしい。
あとがき
この作品、万里が得しすぎだなーと思いますがそれが役得か。
