今回は、ゴールデンタイム5巻です。
今までは少し物足りない面白さでしたが、今回はそこそこ面白かったです。岡ちゃんの家庭事情と取り繕いや、やなっさんの隠れた行動と変容していく恋愛模様、運が悪過ぎる海へのお出掛けなどなど。
あらすじ
「連」に合流して商店街の阿波踊りに参加するおまけん部員達。極度の緊張で固くなる香子であったが、無事に完遂。それから、不幸も繋がり暇な夏を過ごす万里は、二次元くんを巻き込んで、柳澤と千波の仲を探ることに。その中で、柳澤とリンダが2人でいる場面を目撃してしまう。
万里、柳澤、二次元くん、千波、香子のメンバーで海に行く事が決定する。道中トラブルに加え、車内もしんみりした雰囲気、果てには雨も降り出して…。
感想
序章は入院していた頃の万里で、光を求めて脱走したところとある少女に出会う話でした。これがリンダなんだろうなとじわじわ分かるのが良くて、まだリンダの掻き回しは終わってないんだなと思わされました。
そして、今回は千波のご自宅がやけにしんみりしているのが判明して、それが両親が実家の福岡に戻り一人暮らしになる為であり、普段は明るい千波でも寂しさを抱えてるんだなとか、柳澤がやけに付き合い悪いと思いきやリンダとのツーショットを目撃してしまったりと、色々と関係性にも変化がありました。
元々は、柳澤が千波にアタックしている側だったのに、気付けば何かそれが逆転している感じになってるのもびっくりでした。柳澤の千波評が全然違っているというのは、興味を無くしたからではと思えてしまう。
柳澤とリンダに関しては、バイトという繋がり説が濃厚ですが、どう仲良くなったのか今どんな関係性なのかは今回は不明。ただ、リンダから過去の万里の話を聞いていてもおかしくないんだよなぁ。柳澤が万里に鎌をかけたような質問をしたのも気になる。
香子のエアカレー焼きそばも面白かったし、5人で海に行くのにトラブル続きで、しかも途中から大雨というのもまた新鮮で笑えました。今回の運の悪さは全てもう1人の万里の怨霊なんでしょうか笑。そも、本当に香子は料理が出来るのか怪しい。
因みに千波はスクール水着ではなかった模様。
裏表紙がおまけんの伝統の謎踊りなのも良き。
今回のbest words
ゴースト尿意！ (p.65 リンダ)
あとがき
最後の終わり方もまた気になるなぁ。事故ではないんだろうけど。
筆者あとがきの弁当温めますか？の話も面白かった。
