今回は、学園キノ3巻です。
新キャラのイーニッド登場や、実在する地名(鎌倉など)への観光だったり、いつも通り魔物を倒したりでした。前巻から2年空いていますが、コミカルさ軽妙さは健在。
感想
〜チャコズ・レポート~プロローグ・オブ・学園キノ③~〜
茶子が麻生タロー氏に監視対象(木乃、静、陸太郎)の説明をするシーン。口絵もそうだけど、キノの健啖家ぶりが相変わらず凄い笑。にしても、実在の内閣総理大臣を捩ってというかほぼそのまま出してくる勇気よ。すぐやる部の予算は国からも出ている?
直後のあとがきでは、メグセロの執筆によって学園キノが遅れた旨や、アニメのアフレコやダイビングの話。適度に羽を休めていただければ。
〜おお、会ってしまった話〜
退屈そうにしていた木乃へ、イーニッド・スミスさんがアメリカから2週間クラスにやって来る話。アニメが好きなようで、すぐやる部に入ってからは、鎌倉や東京の観光地の中から選んだ秋葉原への観光をしたりとまったりした展開。7章で構成。
そもそもイーニッドって誰だっけ?と言う事で調べてみると、キノの旅Ⅲの第6話『終わってしまった話』に名前が出ているキャラクターでした。かなりマイナー所を持ってきたなーという感じですが、当ブログ内検索をした時に引っかからなかったので、今後は名前とかは記事に記載しておかねばと反省。
因みに、その『終わってしまった話』は海賊になる為の通過儀礼として、キノに戦いを挑んで敗北したイーニッドが、時を経て作家になったという内容でした。読み直してみると気性が荒めな少女に見えましたが、今回はお淑やかなお嬢様といった感じ。設定も社長令嬢で狙われる立場とは言え、学食を美味しいと言ってたので庶民的な部分も?
健康ランドでの不自然な湯気とか、学校の入館証を貰う為の記入で魔物化する所とかも面白かったです。相変わらずバトルでは、数多くの銃が登場してました。成田空港までイーニッドを見送りに行くのも青春?でした。
今回のbest words
ワラエバイイトオモウヨ! (p.154 イーニッド)
あとがき
パロディ満載かと思いきや、勉強になる部分もあったり(注.情報が古い場合あり)読者を飽きさせないですね。
筆者あとがきは長め。聖地巡礼とかバイクとか銃の誤射をしない為のルールとか。確かに、学園キノ②の表紙のキノの人差し指伸びてるなぁ。