今回は、変人のサラダボウルです。
平坂読さんの最新作。現在5巻まで刊行されていて、TVアニメ化決定したので、これを機に追い付こうということで読んでいきます。
帯からして既に面白いんですが、ギャグが多めというよりかはお仕事系寄りで、キャラの紹介が主な巻だったという印象でした。読み易いのは間違いないです。
あらすじ
第七皇女サラ・ダ・オディンは、反乱軍によって追い立てられ、異世界へと続く《門》に飛び込む。サラは、パッとしない探偵、鏑矢惣助に拾われる。魔術が使えるばかりか、普通に言語が通じるサラは、すぐに岐阜での生活に慣れるのだった。
サラの側近のリヴィアも《門》によって、岐阜へと転移しサラを探していた。身元の保証も住処もないリヴィアは、鈴木に出会いホームレス生活が始まる。
感想
妹さえいえればいいのタッグで新しく始まったシリーズで、どんな話になるのか期待しながら読み始めましたが、ギャグは控えめな感じでした。主人公が冴えない探偵ということで、出てくるギャグはコナンが多めだったのはご愛嬌。
探偵の惣助にくっ付いて活躍するサラという組み合わせで、不倫やいじめ問題の解決をしていったりと、現代社会の課題が見れたり、探偵という職業の知識が得られるという点で、意外とタメになる部分も多かったです。
一方で、リヴィアがこの作品でのギャグ要因になってて、そこは安定の面白さでした。バッタを食べたり、持ち前の運動神経でアルミ拾いで生計を立てたり、健気に頑張っていました。本当は、惣助が早く引き取ってあげれば良いんですけどね…笑。
そして、無知故にセクキャバのバイトに巻き込まれたり、宗教に入れられそうになったり、ある意味でこういう部分にも学びがあるのかなーと笑。
セクキャバでは、プリケツという名の女キャラ(妹さえとは別)が出てきたり、クランのマスター皆神望愛から逆に神聖視されたりと、今後も面白そうな絡みが見れそうで、楽しみ。
サラは、織田信長が生きてた世界線の子孫なのか。そういや、はがないも岐阜県舞台でしたっけね。
今回のbest words
ハハーン、さてはそなたもコナン君に憧れてスケボーを始めたクチじゃな? (p.170 サラ)
あとがき
飛騨牛食べたくなってきた笑。