心和のラノベ感想

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ブギーポップ・アンノウン 壊れかけのムーンライト 感想

ブギーポップ・アンノウン 壊れかけのムーンライト 2011.1

 

今回は、ブギーポップ17巻です。

男女が出てきて色々するというのは、4巻に近いのかなーという感じですが、そのグループに藤花が入っているのが既に面白い。いや、内容的にはよく分からないんだけど…、ダンスの件は笑えました。

あらすじ

的場百太、弓原千春、矢嶋万騎は仲良し3人組。百太は、気になっている女子の中条がレモン・クラッシュと言っていたのを気にする。一方の中条深月、歌上雪乃、宮下藤花も仲良し3人組であった。

レモン・クラッシュと呼ばれるレモンのような色の光景を見て、プーム・プームと唱えると何でも願いが叶うという噂。中条を探しに出た百太は、公園で蝙蝠を見かけたかと思うと、おかしな行動を取る人間に遭遇する。それが、バット・ダンスの始まりだった。

感想

ムーンライトということで、月は自ら発光しているのではなく反射で光って見えるのになぞらえているのと、月が大きく見えるのは近いからで、とその辺が物語のモチーフになっていたようです。

話としては、自殺願望を誘発する?バット・ダンスの発現と、それを抑え込もうとするプーム・プームだったけど、逆にプーム・プームが暴走しかけた的な感じか。結局、万騎や雪乃は合成人間で潜り込んでいて(ホーニー・トード、メロディ・クール)、深月がプーム・プームだったと。千春は千春で、整ったものは少しずらしたくなるという感性が、事件の誘因になったようで。

藤花は勿論ブギーポップで、いつも通りの活躍をしていましたが、終わり方的に百太の扱いが意味深な感じでした。対バット・ダンスとしてのプーム・プームのそのまた対抗馬みたいな位置付けらしいですが。

めっちゃカレーを推してくる打田毱介って何者…?

ある意味水着回()。

今回のbest words

ダンスがしたいのなら、氷の上だ……滑って転んで、真っ逆様に落ちて、簡単にあの世行きになれるぞ……ダンスだからな……死にたいのならダンスするのが一番だ…… (p.193 千春)

あとがき

今回は、パンデミックになりかけたのを阻止したみたいな話になるんかなぁ。死者が出てないから平穏とも言える?

筆者あとがきは、終末思想とか世界が終わるのは一気にではなくて徐々にといった事でしたが、よく分からぬ。