心和のラノベ感想

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ビートのディシプリン SIDE4 感想

ビートのディシプリン SIDE4[Indiscipline]2005.8

 

今回は、ビートのディシプリン4巻です。

シリーズ完結巻。後の話に繋がる部分もありながら、まぁ表紙の通りビートが朝子に再会出来て、3度目のフォルテッシモ戦も乗り越えたからひとまず閉幕。

あらすじ

オキシジェンに助けられたビートは、オキシジェンと共に舟で進む。フォルテッシモとジムは、カレイドスコープに促され、アルケスティスへ会いに行くことに。そこで、リキ・ティキ・タビという存在に出会う。それは、統和機構の天敵…⁈

一方、パールとジィドらは本物のアルケスティスと合流していた。また、亨と朝子も手掛かりから同じ地を目指し、フォルテッシモと戦闘に。故郷への道を歩んでいたビートは、戦闘を中断した亨と朝子に再会、そして再びのフォルテッシモ戦に挑むのだった。

感想

あらすじが滅茶苦茶になってしまったけれど、大体起きたことはこんな感じだったと思います笑。カーメンとかスリー・オブ・パーフェクト・ペアーといった概念が明示されることはなかったですが、生きる意味とか能力を増長させる何かみたいな意味合いで良いのかなーと感じました。結局はビートは振り回されてただけなんだけど、成長も出来たとも言える的な。

とにかくビートにとっては、朝子が大事であり、強さにもなるという所ですかね。朝子自身の能力も進化途上で、リキ・ティキ・タビになれる素質?があるようで、ペアとしての成長はまだまだ最中なのかなと。

故郷という要素もカーメンには関わっている?ようで、統和機構の合成人間のほとんどが、元人間を作り替えているという話は特筆すべき点かと思います。ビートもその口らしい。確かに、合成人間が統和機構以外の拠り所を見つけるのは、組織の維持に影響出そう。

それから、イナズマvsフォルテッシモも面白かったです。当時より亨が強くなって押してるように見えて、実は決め手に欠けてるけど、そういう状況にフォルテッシモが慣れてなかったから、負けるイメージになってしまってると。ビート&朝子もほぼフォルテッシモに勝ったと言っても良い気がしますが、今後よりフォルテッシモが強くなる布石とも見えました。

パール達やアルカスティスは何者か、ヴァルプルギスとの関係や炎の魔女がそれにどう関わっていくのか、統和機構の現状等は次回以降のお楽しみということで。

ビートと朝子は夫婦漫才みたいで仲良いなぁ…笑。

今回のbest words

これが俺の"カーメン"だよ──フォルテッシモ (p.280 ビート)

あとがき

完結はしたけどまだ謎が多過ぎて何とも…。

筆者あとがきは苦難についてで、平坦よりも適度なストレスとかは必要なんだろうなと。初見の壁だからこそタメになるのはそうかも。どこを目指しているのやら。