今回は、悪魔のミカタ3巻です。
4巻の休日編とセットということで、表紙イラストも舞原姉妹の顔片方ずつという感じ。ようやく絵とキャラクターが自分の中で一致してきました。
あらすじ
コウはアトリと父と豚すきを囲んでいた。娘の帰還を喜ぶ父に対し、コウはアトリの正体を明かさずにいた。そこへアトリの上司ベルゼバブが現れコウは肝を冷やすのだった。
イハナに呼ばれたコウは、姉のサクラをデートに誘いキスをして欲しいと頼まれる。死亡したとは言えなおも1番愛しているのは日奈ではあるものの、日奈を助ける為に舞原家との縁を断つ事が出来ないコウは葛藤する。
感想
上下巻構成の上巻。事件は起きることなく、コウがサクラをデートに誘うまでが描かれていました。229頁で挿絵も多めだったので1冊読み切る分には大した労力ではなかったですね。
最初のサクラの舞というエピソードは独立している感じで、サクラの常軌を逸した能力?が垣間見れました。まぁ只者ではないんだろうなーと。
それから、ベルゼバブが出るシーンは意外とコミカルで面白かったです。ハエ田さんでニックネーム確定しましたし笑。コウの父と悪魔の綱渡りの会話をどうにかしてコウが繋げるのは良かったです。
みークルズの部員絡みの話もちょいちょい出てきてたので、そこも理解の助けにはなったかな。葉切はコウを慕うボクシングを兼部してる奴で、魔法カメラの事件から真嶋をボディーガード的に見張るようコウに言われて、それきっかけで真嶋を好きになったんじゃなかろうかとか。そんな葉切を菜々那が追い回してるとか、小鳥遊は恋人6人と顔合わせして化粧に目覚めたとか。
あとは、事件は起きなかったものの《知恵の実》は登場してました。というのも、新任のカウンセラー2人がそれぞれ使用、しかもその1人が『夕日を連れた男』だったという。出番早すぎ笑。こいつらが敵かミカタかは現状分からないですが。『王国』とか『獣の数字』とかは今後のキーワードになりそうか。
最後のみんがコウを襲撃する場面では、コウの覚悟を試す為か後押しをするためか。うーん、ちょっとこれだけだと目的がはっきりしないかな…。
今回のbest words
ざぼでぃ (p.152 コウ)
あとがき
少しずつキャラとかこの作品の進め方みたいなものが掴めてきたんですが、まだまだふわふわしてるなーという感じ。
自分も好きなのに、姉をデートに誘うように頼むイハナの気持ちはいかに。