今回は、悪魔のミカタ8巻です。
ドッグデイズとは、真夏の事を指す言葉らしい。カーチェイスはしてたけど、抱腹絶倒はしなかったなぁ…。
あらすじ
安県正人と対立することになり、《タイムタイム》を使用し這う這うの体で逃げるランドール。男は、『代行者』のコウを探していた。
コウは、アトリとぶらついていた帰り道に『ザ・ビートル』と一匹の犬を見かける。持ち主はみークルの部長であり、彼女だという縹美樹と共にいた。成り行きで行動を共にすることとなったコウ達だが、美樹はどうやら姉の撫子から追われている身らしく…。
感想
また内容が理解しにくい話になってきたなー、、、。概要を端折ったまま展開だけ先に進められるので、何を拠り所に読み進めていいか困るという。
ランドールについては今後の伏線なんだろうなと。『代行者』=『悪魔のミカタ』みたいなんですが、安県らの目的はまだ謎のままだし、何で仲間内で仲違いしたのかも不明ですね。《知恵の実》を生み出す事が出来そうなニュアンスも会話からは感じましたが。
カーチェイスする事になったのは、終盤で縹組の存続の為に部長と美樹の婚約は阻止せねば、みたいな話のようです。だから、今回コウはその闘争に巻き込まれただけという。そもそも縹美樹という人物が、ミステリーサークル最後の部長で、みすてりぃサークルにとっては立役者で、コウの先輩でもあるらしい。
まぁとにかく日炉理坂とか和歌丘だとか、コウ周辺の地名は特殊な自治が働いているというのが前提にあるというのは理解しておかないといけない。
あとは、今回は部長が目立っていて逆にコウが霞んで見えるくらいでした。かと言って部長に感情移入できるかと言われると微妙なんですが。破天荒だけど竹を割ったような性格で人脈が広いタイプ。コウも引け目を感じている様に見えました。
一方で、舞原邸を襲った透明人物?の真相も次回に持ち越しかなー。
今回のbest words
谷底まで行っていたら、きっとダイブツでしたよ (p.187 アトリ)
あとがき
次回でどうドッグデイズが終着するか見届けたいと思います。
地味にコウの表紙は初めてでしたね。