今回は創約とある1巻です。
創約シリーズが始まってナンバリングが一新されましたが、内容は今まで通りの展開でした。科学寄りだったけれども魔術も絡んできてというのもいつも通り。
あらすじ
新しい統括理事長となった一方通行の打ち出す政策は暗部の一掃であった。しかし、それに反対する勢力は打ち止めの誘拐に打って出る。最前線で戦う舞殿星見は強力な念動能力の持ち主であったが、上条はそんな能力を羨ましくないと一蹴。
舞殿の手掛かりから掴んだ黒幕は根丘則斗という統括理事の一人だと判明。根丘は超能力ではなく魔術を使用してくるのであった。
感想
序盤はクリスマスで上条が抜け出した美琴とインデックスと共にダーツをする話。分かりやすいラッキースケベもありました笑。その後はバトル展開。色々手を尽くして幻想をぶち殺していく様はやはりいつも通り。
起点には一方通行の存在があるという感じで、それでも一方通行が表に出て暴れることなく学園都市に対処を任せたというのが新鮮でした。だからこそ?今回の敵は強敵というよりかは小物だったかなーと。今まで統括理事関係はベールに覆われている部分も多かったので、こういう話も増えていっても良いのかなとも思います。親船や雲川みたいな善性もいるんですが。
一方通行がクローン実験の時の罪を公表したり色々成長が見られますね。舞殿の境遇を鑑みると暗部の存在による歪みを見て取れる一方で、暗部によって救われる人達がいたり、科学サイドの戦力が増強される側面もあるのかなーとも思うので難しい。
しかも、今回魔術が占いのような形で簡単に世間に流布される可能性が示唆されて、より科学サイドには向かい風な気がしました。超能力の発現って脳を弄らないといけない筈なので…。
しっかりとシュプレンゲルが最後に出てきて、R&Cオカルティクスの件も含めて今後どう展開していくのか気になりました。
今回のbest words
くりすますーだっ、くりすますうー♪ (p.49 禁書目録)
↑井口裕香さんにゆって欲しいやつー。
あとがき
クリスマスイブでもボロボロになりながら戦うのが上条当麻なのでした。
エタノールどばー。