心和のラノベ感想

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創約とある魔術の禁書目録6 感想

創約とある魔術の禁書目録6


今回は、創約とある6巻です。

東京年末サバイバルの続きとアリスら陣営のお目見え。作中だとこれでようやく12/31なんですねぇ…。300頁以下は久々な感じするのと、帯に上条争奪戦ってあるけど、そういう展開ではなかった気がする…。

あらすじ

残金49円の上条は、雲川芹亜を頼って学園都市を抜け出し渋谷でアルバイト探しを始める。そんな中、『橋架結社』の殺人派アラディアから奇襲を受ける。一方で、救出派のボロニイサキュバスや旧き善きマリアによって上条は一命を取り留める。

感想

上条のバイトはウー○ーイーツですね、これは笑。とあるシリーズは長く続いていますが、結構世相を反映していたり捩った固有名詞なんかも出てくるので割と自由だなーと思います。オチもPayPayでしたし。

園都市を離れるのもそこそこ珍しいですが、舞台は渋谷で先入観から挙動不審の上条は面白かったです。いや気持ちは分からんでもないけど。

今回は、『橋架結社』の面々が続々出てくる展開で、基本的にはアラディアとの戦いでした。色々とこじつけて3倍のパワーを得たり、群衆に布教(というか洗脳?)して味方を増やしたり、索敵能力や最後不発だったものの、やはり1人で魔術サイド全体に匹敵する超絶者の強さだったのかなと思います。

ボロニイサキュバスについては、頼めば何でもしてくれそう系お姉さんで、土御門的な方言を使い、快の信号を苦痛に変えるコールドミストレスの使い手。アリス如何によっては敵になると言いつつも、上条に輸血したり諸々助けた良い奴でしたね。

旧き善きマリアはよく分からんけれど、2回死んだ上条を復活させる活躍をしたようでやはり別格か。

最後で、アレイスターらが蘇らせたアンナ=キングスフォードがアンナ=シュプレンゲルを完封してました。キングスフォードは『黄金』よりももっと上の存在らしく。こうなると次の敵はアリスになるのか…?

今回のbest words

ごっつぁんですなんだよ (p.49 禁書目録)

あとがき

何だかんだこのとあるシリーズ恒例のドタバタ劇を見てるのは和みますね。次で現状の最新刊に追いてここまで長かったと思いながらも、続きをすぐ読めない寂しさに苛まれそうです…。

『橋架結社』も世界をより良くすることが目的だけれども、現状で満足している上条とは相容れない形となるか。