心和のラノベ感想

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エロマンガ先生6 山田エルフちゃんと結婚すべき十の理由 感想

エロマンガ先生6


今回は、エロマンガ先生6巻です。

副題のエルフ関連の話もありましたが、色々な話が入った巻でした。にしても、エロマンガ先生のアニメ化と、作中の世界妹のアニメ化のタイミングが被るとは凄い。

あらすじ

定期テストやそれに伴う練習により、条件はあるものの、紗霧は部屋から出ることが出来る様になっていた。そんな時、編集から『春の祭典』の話が入り、しかもエロマンガ先生の顔出し企画を勝手に進められていて…。

後輩作家のシドーがスランプに陥る。草薙に合コンのセッティングを頼まれてしまった正宗は、智恵やめぐみに相談し、紗霧に何とか了承を取って開催に漕ぎつけるのだった。

エルフへのホワイトデーのお返しとして要求されていた遊園地デート。しかし、紗霧の許可が下りず、折衷案としてクリスタルパレスでの擬似デートとなり…。

幻想妖刀伝の新刊の原稿を取りに行って欲しいと、神楽坂さんより半ば強引にお願いされた正宗は、成り行きでエルフとエロマンガ先生同行の下、ムラマサの自宅に向かうことに。

感想

今回も面白かったです。1番びっくりしたのはムラマサの本名や普段の様子でした。

まず、エロマンガ先生の素顔公開の件ですが、影武者使っちゃうと後々大変そうだなーと思いましたね。まぁ、アルミみたいに思い切ったことは難しいですし、元凶は神楽坂さんがアクセル踏み切っちゃうとこなんですけど。

代役で選ばれたのが、前回出てきた京香さんでした。もうやめてあげて…という連続でしたが、正宗の今までの苦手意識の解消&家族と認められる為には必要な犠牲だったのかも知れません…。うん、間違いなくMVPの活躍でした。

そして、シドーの件。スランプの原因は、単純に執筆が進まない事に加えて、他人と比べての自己嫌悪と、そして神楽坂さんへの失恋が重なったこと。割と、前2つは普通に起きそうな話ではあるのかなーと思います。

まぁ、この話は何と言ってもロリコンには刺さる内容でした。りゅうおしを読んでる感じ、将棋と姉弟子は抜きで。小学校で出会いを求めるのは間違っているだろうか。そして、やっぱりファンは大事。

エルフの話は、ひたすら乙女なエルフが可愛いかったですね。本当、素直にど直球で正宗に当たってますし、遇しが凄い。確かにエルフルートに入った方が良いのでは…と思わせる根拠が多いような気もする。それでも、正宗は妹ルートを曲げず。和泉兄妹の夢が叶う前に勝負を決めるとは何を意味しているのか、これは次回のお楽しみになりそうです。エミリー神とか、深雪っぽくなるエルフも面白い。

最後に、ムラマサの話。これは新情報が盛り沢山でした。梅園花という本名然り、千葉の片田舎の屋敷に住んでいて、父(麟太郎)が時代小説家であり、パパと呼ぶなどなど。確かに、パパじゃなくて父君って言ってるイメージだった笑。

神楽坂さんのメールや、リレー小説をやっていく中で、大作家のムラマサ父に対して、周りが容赦無く突っ込みを入れていく流れも読んでて面白かったです。ムラマサは、正宗に出会えて良かったなぁと思いました。正宗の今までの小説が、変わり者で天然のムラマサにしか刺さらないという事実が判明する流れも笑えました。

今回のbest words

上遠野浩平です。『ブギーポップ』とか書いてます (p.118 草薙)

あとがき

遂に、和泉兄妹の悲願が叶いそうな展開になってきましたが、上手くいくのかどうか。そして、恋の行方は…。次回は1つ山場となりそうですねー。