心和のラノベ感想

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ひだまりで彼女はたまに笑う。2 感想

ひだまりで彼女はたまに笑う。2


今回は、ひだまり彼女2巻です。

今作は、本当に平和で甘々な感じですね。徐々に心を開いていく楓がとにかく可愛い。

あらすじ

季節は夏休み前後。伊織は少しずつ距離が近づいている楓に対し、名前で呼び合いたいと思うように。

テストに向けての勉強会や湊と美鈴のデート?の尾行、夏祭りをこなして関係性は進展していく。

感想

好意がバッティングしなくて、友人が良い奴で、ヒロインが可愛くて、悪意がなくて、妹が優秀で、猫が可愛い、平和な世界。ここまで振り切れていると、こういう物語もアリだなぁと思います。

また、軽妙、軽快な言葉のやり取りも面白く、小ネタや小ボケによって、テンポ良く読めたので良かったです。急に片言になったり、日本語おかしくなったりするのは好きですね。あとは、知性的な外道とかも。

楓の方も結構悪乗りしがちなんですが、伊織に対してそういう態度を取れる時点で、もう良い関係性になっている訳で。

とにかくこの2巻では、男性が苦手な感があった楓が大分打ち解けてきて、もうこれ最終回でも良いんじゃないかというくらいの親密度まで来たなと感じました。名前呼びについても、自分からではないながらも、最後で成し遂げましたし。

イベント事はテンプレの連続ではあるんですが、見ていられるというのは何となく不思議でもあります。そこは、読者を飽きさせない工夫があるんだろうと思います。

少しずつ距離が縮まる感じもまた等身大で良かったです。小さなイベントでも、楓の雷嫌いが開示されていったり、物理的な距離が近づいてドギマギしたり。名前呼びも、一進一退を繰り返していて、感情の起伏はそんなに大きくないけれども、何か安心感もあって。

ここで、屋久ユウキさん的な真似事として、表紙の楓について1つ。浴衣姿がお似合いな事は勿論のこと、楓の目のカラーに注目いただきたい。瞳の青に加えて、赤と白の色が入っている。これは、お祭りの提灯を表しているのではないか…。エモい。

あとがき

甘々成分を補給させていただきました!

3巻が出るとしたら、どんな話になるんだろうな〜。ここまで来たら、ギクシャクなしでハッピーエンドに期待したいところ…。

2022.6.18