心和のラノベ感想

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魔法科高校の劣等生10 来訪者編〈中〉感想

魔法科高校の劣等生10


今回は、劣等生10巻です。

何となく1つのシリーズで2桁に達した時は感慨深いものがありますね。

今回も、所々に難解な構造説明の文章がありつつ、ラブコメ要素も鏤められていて、魔法科高校の劣等生らしい構成でした。

あらすじ

それぞれの勢力が大々的に、あるいは内密にパラサイトの処置に追われる中、第一高校にパラサイト侵入の気配。達也ら集まったメンバーで交戦する__。

一方、時期はバレンタインデー。こちらも、それぞれの思惑が交差し、一喜一憂が繰り広げられる。

感想

今巻は、何と言ってもヒロイン達の美味しいシーンが盛り沢山でした。酔って日本語が怪しく、妖しくなる雫や、バレンタインデーのあれこれや、深雪とリーナの百合模様⁈なんてのも。ご馳走様でした。

にしても上中下の中巻ということで、結構寄り道というか本筋から離れる話も多めだったように思います。実際、パラサイトについてまだ少ししか情報は開示されていませんし。

冒頭でも書きましたが、今回も理解が難しい部分(ブラックホールの話とか)と、読みやすい部分の対比が凄かったです笑。理系じゃないので…とかそういう次元じゃないんだろうな…。まぁ、10巻まで読み進んでくれば、魔法科高校の劣等生という作品をどう読んでいくのが良いかというのも分かってくる訳で。

それでも、シュレディンガーの猫みたいな観測者の話は分かりやすかったですね。観測して初めて存在が定着するみたいな。そして、こっちから見えるということは、向こうからも見られていると。

そういえば、今回の表紙にはピクシーがいますね。まぁ、人形云々よりもどっちかと言うと、ほのかの純愛が一途で可愛いかったという感想になりますが笑。でも、本当みんなの前で達也への愛が開示されるのは死ぬほど恥ずかしかっただろうなぁ…。健気ヒロインはポイント高いです。

ヒロイン繋がりで言えば、ちゃんとエリカは達也を好きそうですし、真由美の重すぎる?ビターチョコの件も面白かったです。はんぞー君はドンマイでした。

ESPは、イリヤを読んだ時に学習したので知ってました笑。多分、好きな人の知らない部分を知るとか、好きな人が知ってることを自分が知らないというのが気に食わないみたいなのは、乙女心なんだろうと思うと、会長も可愛いです。

あとがき

次回は、パラサイトとの正しい距離の置き方というか無害化?と、USNAの探りをどう躱すかという部分にどう決着が付くのか楽しみです。パラサイトもある意味、被害者みたいな話なのかな…?

リーナが恒常キャラに落ち着くかどうかも次回次第か⁉︎達也の正体もバレなければ良いけど…。

2022.5.20