今回は、あだしま10巻です。
去年の9月に刊行されているので、8ヶ月くらい積み本してました。読めばそんなに時間かからないんですけどね。
イラストレーターがのんさんからraemzさんに変わりました。raemzさんと言えばチラムネですね。少し調べたところによると、のんさんは別名義でまだ活動されているようなので、何かしら問題があったのかなーと。
最初に馴染んだものが変わるのって何か寂しいですね。好きな原曲をカバーで聴いた時のこれじゃない感とでも言いましょうか。
感想
今巻の構成上、あらすじが書きにくいのであらすじは飛ばしました。大きく分けて、高校時代のしまむらが樽見と訣別する話と、社会人になった安達としまむらの同居生活の2つがメインかな。しかも何か時系列行ったり来たりしてたし。
とにかく、あだしまは読んでてゆるくてほわほわするというか、穏やかな気分になりますね。起伏に乏しいけれども、見守っている気分になるような。
言語化するのも難しいけど、文章も独特ですらすら〜っと脳内に入っていく感じ。全然エロ方面に走らず、本当のほほんとしてて癒される。
まず、樽見の件ですが、これはしまむらに恋愛感情を抱いていたとみて良さそうですね。そして、安達に先を越された形。安達の行動力の勝利。
しまむらが安達を好きになったのも、安達に好きと言われたからであって、能動的ではないんですよね。それでも、きっかけは何であれ恋を手にするのは一等賞だけなのだから。
このシリーズも10巻まで来てますが、相変わらず安達の咄嗟のリアクションとか、ワンコ具合とかが良いですね。本当、安達にとってはしまむら一筋で出来てるから、しまむらが受け入れてくれてよかったと思う訳です。
そして、社会人になって同居生活が始まる今回(まだ仕事始まる前の引っ越し段階まで)。会話が少し大人っぽい気もしましたが、関係性はほとんど変わってなくて何かホッとしました。
2人とも大学まで行ってるっぽい?大学時代の2人がどんな感じかも見たいですね。同じところに通っていたんでしょうか。
ヤチーの正体は今回も分からず。これ最後まで謎のままでいくのかな?永藤はいつも通り。
あとがき
あだしまがみーまーを越えて、入間人間さんの最長編シリーズになるんでしょうかね。でも、本当このメンバーたちのやり取りずっと見てられるんだよなぁ。
2022.5.7