心和のラノベ感想

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私の初恋相手がキスしてた 感想

私の初恋相手がキスしてた


今回は、私の初恋相手がキスしてたです。

入間人間さんの最新作。あとがきによると、3巻での完結予定らしいです。

百合っぽい話なのかなーと思っていましたが、うーんこれは何と言ったら良いか…。あだしまと比べると、情熱的で恋愛寄りかな。因みに、男は出てこなかったです。

あらすじ

母と2人暮らしの星高空。ある時、母が友達と称して親娘を連れてきて、これから一緒に暮らすと告げる。

部屋に同居することとなった少女は、水池海と言い同じ学校の同級生ということが分かる。顔立ちは整っているものの、そっけなく、それでも気が利くのだった。

徐々に高空は、海の事を好奇の目で見るようになっていくが、時々夜中に出掛けては朝帰りをする海の事を心配していく。

感想

ラストでタイトル回収しましたねー。こういう展開好きです。そして、どっちが主人公?ってのも感じました。1巻は、完璧に海の方なんだろうけど、心情的には高空の方なんだろうなと。

そして、名前が面白いですね。水池海とか、星高空とか、陸中地生とか。星-高空で区切るのは僕としても驚きました笑。

70ページ辺りまではお互いの名前を知らないままで接していて、高空が海をあいつって呼んでたのが急に名前が付いて意識が変わるのって面白い。名前って大事なんだなぁ。

読んでて思ったのは、愛(恋)は人を盲目にさせるというか馬鹿にさせるというか。常識とかそういうものが通用しないんだなーと。

不純であるほど、求めたくなるのも人間の性なのかも知れませんね。まぁ、これは今回の海の話ですが。

チキさんも相当歪んでいる感じですね。ただ、売春が同性ならそんな悪い事してる感じもしないような…気もしなくはない?

あと、チキさん日野さんの家にご挨拶って言ってましたね。同作者別シリーズで知った名前が出てくると嬉しいものです。というか、これでチキさんの金持ち具合も分かる、素性は知らんけど。

少し気になったのは、海がチキさんを好きになる理由は分かるとして、高空が海を好きになるのは何でなんだろうと。カリギュラ効果

あとがき

女性間の三角関係になるんですかねー。重ねた時間を考えると、高空に勝機はあるのか。

そして、どうなったら幸せになるのか…そういった所を見守っていければと思います。

2022.5.8