今回は、あだしま99.9巻です。
この99.9という数字は何を意味するのか考えて、カンスト手前だなぁと思う。とすれば、あだしま関連の刊行がまだあるのかも知れないし、でも終わり方は終わりっぽい感じもしました。
今回の収録はほとんどアニメBDの特典小説のもの。アニメを観て楽しませて貰いましたが、円盤は買ってなかったので助かります。作者としても、ナンバリングは増えて原稿料も二重取り出来て?、描いたものが幅広く読まれるのは良い事かも?
サブタイ4つは、それぞれ安達としまむらを2分割したものだ!と気付いたけど、気付いたからと言って特に何がある訳でもなし。
感想
〜Chito〜
チトって何?から始まるけど、2つ目のサブタイを見た時にもしやと思いました笑。
意外とスーパーでフルーツ等を物色するのが好きなしまむら。安達は興味なし。でも、その楽しさを共有出来ないのが寂しいと言う安達は可愛らしい。
安達の方が仕事で帰りが遅い方が多いらしく、当番制ながらしまむらが料理を作る。げんきーってやる安達は懐かしさもある。
〜死間〜
記念日って大事という事で、しまむら誕生日。20歳。日野の家に行く話でもあるけど、これがまた面白い。微妙で絶妙な友達という距離感というか。ずっと永藤は名前だけの登場でしたが、伝聞でも何か様子が浮かぶ奴なんだなとこれが笑。
風は目に見えないけど、植物の揺れる姿で感じ取れる。心も見えないけど、贈り物を挟むことで見えるようになるかもしれないぜ。とは日野の言だけれども、良い事言う。
「友達だから別れるんだ。関係なかったらそんなことにも気づけない」も名言。
〜ムラ〜
安達に温泉に誘われる話。えっちっちーは抜きにして。いや、多少は無きにしも非ずかも知れないけど。あたふたして噛みまくる安達が愛おしい。
「私も、いく、」みたいな句点の使い方も焦燥感が伝わって良き。最後はやっぱり卓球で締め。
〜Abiding Direrge Alien〜
永続的に離れていく宇宙人? 頭文字を取ればADA。
安達と死に別れたしまむらお婆ちゃんがゲームをする話。これびっくりするけど、しまむらは長生きしたらしい。よく寝てたから?
ヤチーはそのまま、若き日の安達を想像しながら会話してる感じでした。その後の話は、どう解釈して良いのか分からぬ。走馬灯みたいな。
今回のbest words
じゅびんがあるから! (p.130 安達)
あとがき
アニメイラストも良きですねー。
今回の短編は、安達としまむら以外の部分の進行もありましたが、ヤチーがあらゆる安達としまむらを引き合わせるという意味合いだったのかなぁ。