今回は、劣等生3巻です。
またまた上下巻構成に加えて、どちらも400ページ越えのボリューム。今巻から、劣等生の物語は大きく動き出した感がありますね。新キャラやライバルの登場、魔法やその背景について明るみになってきました。
何と言っても、達也のイレギュラーさが、ベールが脱がされてきたというか。
あらすじ
全国魔法科高校親善魔法競技大会_九校戦が幕を開ける。全国に九校ある魔法科高校の生徒たちが数々の種目で覇を競い、研鑽を積む場でもある。
例年上位の成績を収めている一高では、深雪が新人戦メンバーに、達也がCAD調整の裏方として参加をすることに。
真由美や十文字、摩利などが活躍する中、競技内外で、不穏な動きも見られつつあり…。
感想
今回は、とても劣等生の世界観が広がる巻だったなという印象でした。精霊魔法を操るクラスメイトの幹比古との交流や、前回伏線みたいな形だった小野遥というキャラが公安の人間だと分かったり、風間少佐とのやり取りなんかも早速描かれていました。
面白かったのが、達也の凄さがバンバン開示されてきていてそれに躊躇がないところですよね笑。本当、達也に任せてれば万事上手くいきそう。
まずは、あずさが目を輝かせて語っていたトーラス・シルバーの正体が達也であったこと。いやもう高校生離れした天才やないですか…。
そして、戦略級魔法の所有者であるとの示唆もあり、それ繋がりで風間少佐との関係でもあるようです。桐原があいつは殺ってるな…みたいに服部に漏らすシーンがありましたが、鋭いです笑。数人レベルではない気もします。
その他にも、簡易的な治療や状況判断とか索敵スキルとか諸々チートですね、これは笑。
今回出てきた幹比古ですが、エリカと幼なじみ的な間柄なんですね。感覚としては、幹比古-美月、エリカ-レオというカップリングで落ち着きそうですけどね。にしても、前回も言った気もするけど、エリカが可愛いな…。
あとがき
次回は、九校戦の結果も気になるところですが、一校(もしくは大会そのもの)に干渉する組織についても楽しみだなと思います。
2022.4.3