今回は、エロマンガ先生9巻です。
まずは、よくぞここまで書いていただいたなぁというのが1番。そして、メインヒロインの紗霧としっかり結ばれながらも続いていくのが凄いですね。
あらすじ
「俺と結婚してくれ」
遂に、正宗は紗霧にプロポーズをする。紗霧は満更でもないながらも、付き合って下さいと返答するのだった。
ギクシャクとしながらも新婚生活?が始まった2人は、新たに一緒にお出かけをするという目標が出来る。そして、2人は付き合い始めたことを唯一の保護者である京香に伝えるのだが、その返事は祝福ではなく…。
感想
和泉兄妹の夢が叶いそうなところまで来て、しかも2人はかねてからの願いだった恋仲になることもでき、ハッピーエンド驀進中という感じでした。
紗霧が前々から兄のことを心の中では正宗と呼んでいたというのは甘々エピソードですね。しかも、今回から正宗と普通に呼ぶようになりましたし。
加えて、京香さんによる"自分が2人の両親を殺した"ことの真相まで知ることが出来て、物語の外堀が埋まってきたなぁという感じです。次回以降は、アニメの話や紗霧が頑張って外に出たり、掃苔しに行くんだろうなぁと予想できます。
にしても、和泉家の人死に過ぎですし悲劇の連続ですね…。でも、正宗と紗霧が出会えたことが1番大事なんだよなと。紗霧の母の離婚は前回触れていたように、エロマンガがバレての離婚。ここは、がのラブの牡丹を思い出します。
正宗の母(近藤志保)は、事故死。そして、京香が正宗の父(虎徹)と紗霧母の再婚を懊悩の末に進めた先の新婚旅行で死亡ということみたいで。確かにこれは疫病神かも知らん…。そういう経緯があっての正宗らを祝福できないという事だったという。
不器用さ故に誤解だらけの京香だった訳ですが、和泉兄妹との訣別のシーンで紗霧が家の外に出て京香を呼び止める所は、良かったです。丸く収まったなと。
また、草薙先輩に綾ちゃんが弟子入り事件は、色んなラノベの表紙が出て来て面白かったです。ROOM No.1301は読んでみたいですねぇ。
エロマンガズ・ブートキャンプは時代を感じるじぇ。
今回のbest words
ん。……おかえりなさい…………あなた (p.124 紗霧)
あとがき
甘々と暗めのエピソードと入り混じっていましたが今回も面白かったです。一区切りみたいな感じで、次回はムラマサ表紙で刊行がほぼ1年後になってます。…でも大丈夫!
エルフの大きな願いが気になるところです。