心和のラノベ感想

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時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん 感想

時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん


こんにちは、心和です。

今回レビューしていくのは、「時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん」です。2021年3月1日に出版と比較的新しい今作ですが、色々な歴史を塗り替えたとして話題の作品ですね。以下、記録の抜粋です。

・第1巻は発売から約1ヶ月で4刷となり、約4か月という異例のスピードで単巻10万部を突破。

・第1巻は「2020年度紙本ライトノベル新作売上(KADOKAWA調べ)」では第1位、「ラブコメ新作電子書籍初速DL数(同調べ)」では歴代1位をそれぞれ獲得している。

2巻が2021年8月1日、そして3巻も12月に発売とその勢いは続いている感じですね。

作者の燦々SUNさんは、小説家になろう発の今作が商業本としては初。イラストレーターのももこさんは、他作品に「教え子に脅迫されるのは犯罪ですか?」(著:さがら総)等があります。

あらすじ

エリート高校に通う久世政近が、隣の席の運動も勉強も完璧かつ、才色兼備なロシア人と日本人のハーフであるアーリャに、時々ボソッとロシア語でデレられる話。政近に分からないと思って使うロシア語を、実は政近は理解してますよ、と。

もう少し踏み込むと、何でも出来てしまい、それでいて完璧を目指すアーリャは当然のこと、孤高と言えば聞こえは良いが、周囲から浮いてしまう訳で。そういったやり方しか知らないアーリャに対して、普段はやる気のない政近がある種冴えたやり方で問題を解決していく。例えるなら、俺ガイルのゆきのんと八幡のような関係が近いのかなと。

感想

まず、アーリャって名前、愛称なんですね…。実の名を、アリサ・ミハイロヴナ・九条というそうです。

一応後の方で、アーリャが政近を気に入るシーンがありますが、開幕からほぼ好感度100%って感じです。本心が筒抜けなのに、表面上は取り繕っているというギャップが良いですね。特に、激辛ラーメンの件はとても見所です!

また、ラノベ界隈ではヒロインの言葉を必殺「え、何だって?」で聞き返すことはお決まりのタブーとされてますが、今作では合法的に難聴主人公が肯定されるってとこは面白いですね。

さいごに

ページ数も250ページと少なめで読み易いので、是非読んでみて下さい。まぁ、個人的にはそんなに話題になるほどかなぁとも思いましたが、それは読んだ人それぞれですので。

政近の家庭環境や、考え方がどう醸成されてきたのか、政近の小学生時代の初恋の金髪の少女とは…といった所が次巻以降でどう明かされていくのか期待です。

近いうちに2巻のレビューも投稿予定です。

それではっ!

2021.11.7