心和のラノベ感想

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アクセル・ワールド27 -第四の加速- 感想

アクセル・ワールド27 2024.3

 

今回は、AW27巻です。

ここに来て別世界からの来訪者が現れて、大きな転換期となる話でした。そして、巻末には映画の特典小説が収録されていて、今後は月折リサさんも本編に絡んでくるらしい。

あらすじ

七王レギオン以外のメンバーで構成されたエクセルキトゥスは、終焉神テスカトリポカに惨敗した。これによって、数百人規模のポイント全損の被害が出ただけではなく、テスカトリポカ内部のポータルから別世界のアバターが出現し、ゲーム存続を賭けた戦いが始まってしまう。

ハルユキとチユリの善戦により、ドライブリンカーの侵略を一時的に止める事に成功する。BB存続の条件は、メタトロン含むビーイング7体のうち4体以上の防衛らしく…。

感想

白レギオン、帝城攻略云々の前に、まさかの世界間戦争の勃発という展開になりました。ゼルコバ・バージャーが身を挺して守ったトープ・ケープが何らかの希望になって欲しいなぁと思います。

来訪したドライブリンカーは10人。リリース直後のゲームの筈なのに既にレベル9が出ている事が不思議ではある一方で、新しいゲームの方が、加速速度や性能が上がってたりしそうな気もします。BBでいう心意を向こうではサイオンと呼ぶ等の差もあり。

とりあえず敵のユーロキオンの気まぐれな手加減のお陰で、いきなりの全面戦争は避けられたものの、ビーイングを如何に守るかというルールの上での戦いになるようです。にしても、現実で時間を過ごすうちに、加速世界でどれだけ侵略が進んでしまっているか考えるの怖過ぎるな…。

まぁ、とりあえず世界間戦争になってしまったので、加速研究会絡みは一時休戦で、協力してドライブリンカーの排除に動くってことになるのかなー。クライマックスに近付いている気配もありますが、帝城の揺光とどうリンクしていくのか楽しみでもあります。

ケーキだったり、制服だったりが好きなビーイング達だけれども、戦いを経て仲良くなればメタトロン同様に心強い味方になってくれるとか? ただ、4体以上という条件を見るに、何体かはやられる未来が見えますね…。

山形に行く話はもしやエンディングなのか…とも思いつつ、両親が離婚していたりと複雑な井関さんの生徒会への誘いや、ホウをシスル(深谷さん)が預かってくれそうだったりと、一応の進行もありました。

無限の跳躍は、跳馬でオリンピックを目指しながらも伸び悩む月折リサ(ナイトライド・ウニカ)の話でした。フィジカル・バーストを使うのはNGでも、加速世界で練習出来るのはバーストリンカーの強みだなぁ。潜り過ぎは現実が薄くなるというのは黒雪姫も言ってましたね。代々木公園で本編に登場しそう。

今回のbest words

余の宥恕を得んと欲するなら、そこの高慢ちきな大天使めに食わせたというケーキとやらを、戎車一台ぶん納めるのだ (p.180 ルドラ)

あとがき

無限EKの誘う恐怖や虚無感やばいっすね…。

テスカトリポカは、BBとDDを繋げる為の道具だった? まだコスモスの狙いも見えて来てないよなぁ。というか、最新刊まで追いついたのに良い所で終わるのやめて…。