今回は、二番目彼女7巻です。
少しコメディパートが減って、重い展開が多めでした。うーん、キャラが多くなってきて少しずつぞんざいになりつつあるのと、流石に今回の桐島の決断は酷かった…。
あらすじ
遠野を彼女としながら、早坂さん、橘さん、宮前が二番目の彼女として断らない姿勢を貫くこととなった桐島は、デートのトリプルブッキングさえもこなす。福田くんが早坂さんへの想いを溢れさせる中、浜波は『浜波八卦の陣』を発動する。
その内容とは、桐島が早坂さんの前で遠野と恋人であるアピールをする事で、全てをソフトランディングさせる事であった。しかし、登山や東京遠征を経て桐島は特別は何かを考えていき…。
感想
今回は早坂さん成分多めでした。前半の掛け合いとかは面白かったですが、結局桐島の特別は早坂さんとか橘さんのようで、遠野の実家にまで行っておきながら振るという事になってしまいました。
これまでの二番目彼女を見ていて、桐島は悪くない、周りのヒロイン達が狂うほど愛が強い、という事を思っていましたが、流石に今回は桐島が悪い。こんな事になるのなら京都に来なければ良かったのに…、遠野さんが可哀想。
宮前の好意については、すげなく断った方が傷付きそうなので好きにしておくのが良いんだろうけど、今回は橘さんも早坂さんも身を引いた上での、やっぱり離せないって感じだったからなぁ。福田くんに関しては、どっちにしても駄目だったんだろうけども。
まず最初のトリプルブッキングデートは狂気でした笑。同じ日にやることじゃないし、昼飯夕飯が食レポをする人みたいになってる。橘さんは動物に好かれる体質だったんだっけ。
草野球に関しては、もうちょっと面白くして欲しかった気がします。というか、このメンバーで野球やるのがそもそも無理がある笑。桐島がHRを打つのは出来過ぎですが、予想しちゃう早坂さんが元カノだったと遠野に察させるイベントだったんかな。
そして、登山をして遭難した早坂さんを偶々吊り橋から転落した桐島が見つけるシーン。これもまたベタではあるんですが、結果として裸で抱き合う状態で遠野や福田くんらに目撃されるとか、流石に笑うしかない…。救急隊員どんな気持ちだったんやろな…笑。
遠野のバレーの東京遠征に同行する場面では、早坂さんとの思い出を現彼女として塗り替える一面もありましたが、桐島の身体が反応しないって何なの…。
とまぁ、色々なアシストがありながらも泥沼は継続するようです。楽しいこと選手権のバドミントンラリーめっちゃ良かったのにな…。
今回のbest words
桐島山頭火スタイルだ (p.22 桐島)
あとがき
浜波が軍師になっても駄目なもんは駄目だな…。結局最後の爪が甘いのよね。
遠野エンドだと物語が終わっちゃうのでそれはそれで寂しいですが、次回以降で遠野の救済をお願いしたい所です(でも、彼女にはなれないだろうし、他の人の彼女になるのも違うし…)。