心和のラノベ感想

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わたし、二番目の彼女でいいから。5 感想

わたし、二番目の彼女でいいから。5


今回は、二番目彼女5巻です。

1巻の表紙と同じ構図ですね。今回から本格的に大学生編が開幕する訳ですが、早坂さん橘さんとはまた違ったどちらも魅力的なヒロイン達が登場しました。

あらすじ

大学2回生の桐島士郎は、紆余曲折はあったものの友人の福田くん、大学院生の大道寺、向かいのハイツに住む遠野さんと宮前さんという5人のメンバーで楽しく日々を過ごしていた。

仲の良いグループ内での恋愛感情に気を付けると共に、桐島は高校時代の反省から彼女を作らないように手を打っていたのだが…。

感想

所々で出てくるお馬鹿な感じとか、桐島京都スタイルや鮎宇宙に東山頂上決戦などなど印象に残るパワーワードに、そこそこ過激なシーンと大学生編になっても同じ雰囲気で今回も楽しめたので良かったです。場所が京都なので少し四畳半を思い出したり。

まぁ、色々桐島も冷静なようでいて馬鹿をやってるんですが(着流しという格好やら貧乏故にアパートで自生したキノコを食べてたり…)、後の方でそういった行動に意味があったと気付かされるのはびっくりでした。

結局、無意識にというか惹き寄せてしまうのか両ヒロインに好かれてしまうのが桐島という奴な訳で。でも、桐島も馬鹿やってる分憎めないというか読者目線で許せてしまうのが、何だかんだ愛されキャラなのかなぁとも思います。

2人のヒロインについては、どちらもギャップがあって魅力的だったと思います。今回は、遠野さんの方がクローズアップされていたというか、メインヒロイン感があったのでより可愛いかったですね。道で魚焼いてると、白米持って食べに来るとか良かったです。バレー女子で天然っぽいけれど、宮前さんの良き親友だったり。

宮前さんは、都会的でクールで男とよく出掛けているものの、実は田舎出で方言がたまに出たり、ポンコツで男慣れしてないというキャラでした。田舎育ちなら自転車の乗り方知ってそうだけど…というのはさておき。今回は、遠野さんに桐島を譲る場面が多かったので高校生編のようなバチバチはなく、そこは安心というか残念?というか。

そして、二番目彼女と言えばゲームで期待しながら読んでいましたが、今回は友だちノートという形で登場しました笑。宮前さんの田舎に一緒に行った時に『大学生園児』という園児に戻って鬼ごっこ等をあそぶげーむでした。ひらがないっぱいだとよみにくい。

あとは、浜波に加えて早坂さんと橘さんまで出てきたのは驚きました。何だかんだで縁が切れてない。浜波は、桐島の偽彼女として出てきて以降はちゃんとツッコミ要員として活躍してました。

早坂さんは、桐島の2年致してないのを治す役割でとりあえずはお役御免感はありますが、まだ気持ちは残ってそうです。というか、スタイル良い女子って生きづらいんだなぁ…。

橘さんはラストでポッと出てました。遠野さんルートで決着しかけた中で次回どれだけ掻き乱すのか…怖さもあり見たさもあり。

今回のbest words

遠野パンチです (p.115 遠野あきら)

↑暴力ではない

あとがき

先が気になってページを考えることなく読み耽る事が出来たので、やはりこの作品が好きなんだなーと思いました。

リミッター解除した桐島がまたどんな破天荒な事を起こしてくれるか楽しみです。