わたし、二番目の彼女でいいから。4 感想

わたし、二番目の彼女でいいから。4


今回は、二番目彼女
4巻です。

高校生編・完結と銘打たれた今巻でしたが、まず「え?これ高校の枠に囚われないの??」とびっくりしますよね笑。実際、ラストシーンで悲劇的な形で高校時代が終わって桐島の大学生の姿が描写されているという。

 

次回以降も大いに楽しみなんですが、4巻も凄かったです笑。後半にいくに従ってより過激になっていく展開に、今回も飽きずに読めました。怖いもの見たさでページを捲る手が止まらないっ!

あらすじ

抜け駆けをしたひかりを責める早坂さんであったが、ひかりは一向に引こうとしなかった。桐島ソフトランディングプランを計画した桐島は、2人に冷たく接した上で片方を選ぼうとするものの、失敗。

 

それから、柳先輩の介入によって恋人ローテーションが始まっていく。

感想

桐島事変が後半に効いてくるとは笑。ここぞというタイミングでの伏線回収でした。にしても、早坂さん転校、橘さん中退とかバッドエンド過ぎる笑。

 

もう本当に泥沼で、浜波の読者目線の突っ込みとパワーワードでかなりほっこりさせられる。

 

そして、桐島はもう橘さんも早坂さんもどっちも手放す事が出来なくなっているなぁと。流石に、ギブアップ・ゲームは乱交パーティ一歩手前ですやん。国見さん流石IQ180やでぇ。そういう流れになった、じゃないよ笑。

 

今回の橘さんとのゲームは"What's your name?"でした。いつもの「ちょ、待てよ」で始まる流れが好きすぎる(n回目)。新誠作品を倣ったのか、性逆転ゲームだったんですが、どっちかと言うと、桐島になりきった橘さんが牧と話す所が面白かったです。

 

そして、驚いたのが橘さんの妹みゆきとのゲームもあったことですね笑。やはり姉妹。"恋はフィジカル"というゲームは、男女がふたりで筋トレをするだけのライトなものでしたが、みゆきもMっ気がありそうかな〜。

 

いやしかし、ラストシーンで出てきた名前がこのみゆきだったので、ここに至るまでに何があったのか

 

橘さんが選ばれる寸前だったんですけどね。にしても、橘さんと体育倉庫でえっちしながら、すぐ横で2番目の彼女の早坂さんが見てるって凄い構図だな

 

ふぁみ〜っ!

今回のbest words

よっ、エモ職人! (p.105 浜波)

あとがき

今回も凄かった、うん。この綱渡りを成立させてるのが本当凄い。タイトル通りの展開どこいくねーん…。桐島じゃないと死ぬとか壊れるとかになってますからね…。

 

空白の高校生活のラスト1年と、大学生になってどうリセットして始まっていくのか、楽しみです。