心和のラノベ感想

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わたし、二番目の彼女でいいから。6 感想

わたし、二番目の彼女でいいから。6 2023.7

 

今回は、二番目彼女6巻です。

表紙が宮前さんと橘さんということで、2人にスポットが当たっていた感じでした。特に、前回は控えめだった宮前さんが無防備な感じで可愛かったし、最後はやはり過激な展開になりました…笑。

少しずつ作品への慣れというかマンネリ感もで始めた気もしましたが、最後でタイトルを思い出させる展開、更なる泥沼の状況に楽しませてもらいました。口絵見てるだけで読む前から既に面白いんだから凄い。

あらすじ

福田くんと早坂さんをくっ付ける為の遠野さんとのイチャイチャの見せつけ。そして、声が出なくなりつつも東京の芸大に進学、ピアノのyoutuberとして人気を博し、多数の学祭で登壇する為に京都に来ていた橘さん。桐島と、早坂さんや橘さんとの距離感は時間が経って成長したのか、程良いところで止まっていると言えた。

遠野さんと付き合いながらも、宮前さんとは偽彼氏としての関係を続ける中で、徐々に遠野さんと宮前さんの友情に亀裂が入り始める。宮前さんに新たな彼氏を作ることで丸く収めようとする桐島であったが、宮前さんは桐島への想いを強くしていくのだった…。

感想

気付いたら桐島が四俣かけてた…笑。何を言っているのかわからねーと思うがおれも何をされたのかわからなかった。プランを立てて、途中までは上手くいきながらも最後は取り返しのつかないことになる、いつもの流れでした笑。早坂さんと橘さんはフェードアウトしていくのかと思いきやですよ。

まずは宮前さんですが、本当に男運がない。そしてチョロくて危なっかしい。それでいて桐島が学祭の写真サークルで格好良く助けちゃうんだから、きりしまぁ…になりますよそりゃ。お婆ちゃんに彼氏がいると安心させる為に、桐島を彼氏として写真を撮って送っていると。

そして、桐島エーリッヒも面白かったです。哲学を学びだしてそれっぽいこと言ってる風でいて、実際はもう適当。この感じがこの作品の良さでもある。尤もらしいことを言っていてその実中身がないみたいな笑。

橘さんが胸を武器にyoutuberとして活躍してるというのも面白かったです。筆談も面倒くさかったものの、最後には直ったようで一安心。人前でピアノを弾くのを躊躇いながら、桐島の励まし(キスまでしてるけど…)で舞台に上がるという感じでした。でも、早坂さん同様一歩距離を引いているようでいて、腹の内では燻っていたのかなと。

ヤマメ流ヒートスタイルのシーンも凄かった。布団の中で早坂さんがキスやフェラをしながら、布団の外では中を気付かれないまま遠野さんに耳を蹂躙されるという。これぞザ・背徳的!(二重の意味で)

そして、恒例のゲームでは今回も宮坂さんと。〆切を意識して漫画を二人で作り上げるというものでしたが、本筋は取材と称して色々と二人で実践するとこでした。女子にやる電気按摩はやば過ぎ…。フローリングに水たまりをつくったのでした、じゃないよ笑。

最終的には、最後の思い出作りとして宮前さんと行為をしたら、より桐島への気持ちが強くなってしまい(寧ろ既成事実を作りにいった?)、ラブホ前で早坂さんと橘さんに目撃されて、泥沼へ…。遠野さんも黙ってないだろうしということですけど、二番目とかそういう次元でもなくなってますね…。リメンバー種子島

今回のbest words

桐島チューリップ (p.14 遠野)

あとがき

遠野さんも可愛いですが、やはり今回スポットが当たっていた宮前さんも捨てがたい。不意の方言とかも良きですし。

福田くんがあまりにも不遇。他の人に渡せないと思う桐島も悪いけど、格好良い部分もあるのがやはり憎めないところなんですが。