心和のラノベ感想

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刀語 第四話薄刀・針 感想

刀語 第四話薄刀・針 2007.4

 

今回は、刀語4巻です。

とがめを裏切った、例の決まり文句を持つ錆白兵との戦いが早々にやって来た!と思いきや、まさかのダイジェスト笑。実際には、鑢七実vs真庭虫組3人でした。

あらすじ

旅芸人として周防の外れた村で寝泊まりする2人の元に、錆白兵から果たし状が届く。戦いの舞台は巌流島。堕剣士・錆白兵が持つは、軽さや薄さを主題に据えた刀である薄刀・針。

一方その頃、3本の変体刀を集めた鑢七花らの人質として、七実を狙い不承島に近づく3人組がいた。真庭蟷螂、真庭蝶々、真庭蜜蜂はそれぞれがまにわにの頭領であるが、協力を惜しまない。しかし、七実には七花ですら歯が立たないとされていて…。

感想

えー、めっちゃ七実回。そして強すぎ!まさか大注目の錆白兵とのすったもんだが大カットされるとは思わないですね笑。

まにわにも一気に3人が登場、3人とも死亡したんだけど、これ次回以降どうなっちゃうの…。両肩に2人を乗せて海を歩いてやって来るビジュアルが阿呆でユニークでめっちゃ好き。憎めないんだよなぁ。色々な異名があるのも面白い。

それから、まにわには、鳥組、獣組、魚組、虫組の4組に分かれているらしい。蝙蝠は獣組でありながら、鳥組とも親交があり、白鷺は鳥組で喰鮫は魚組みたいな。

蟷螂は忍法爪合わせで、爪を伸ばして凶器とする年長者。蝶々は忍法足軽で重力を無視する能力者。これで海を渡って来た訳ですね。蜜蜂は忍法撒菱指弾の使い手。普段は逃走用で使う撒菱を百発百中で当てる。毒の仕込みも可能で、これまた暗殺向きの技。

そんな3人と勝ち抜き的な感じで戦った七実なんですが、一言で言えばコピー忍者のカカシですな笑。一度見た技を自分の物としてしまう。一つの事を極めて編み出した技ですら、見稽古よろしく習得するばかりか、それを踏み躙る残虐さ(純粋さゆえ)も発揮。

要は天賦の才に恵まれ過ぎているという事で、人の苦労が理解出来ない。ただ、そんな七実の才能の副作用か、痛みに慣れてしまうほど病気に冒され病弱という弱点も。生き続ける、生きぞこない。

あれ、これラスボスは姉ですか?笑 でも3ヶ月後とあるし…、いや七実が恐ろしいスピードで刀を回収して七花達の前に現れてしまうのか…??

今回のbest words

この任務が終わったら、おれ、結婚するんだ (p.95 真庭蝶々)

あとがき

拙者にときめいてもらうでござる!もっと聞けるかと思ってたのに…笑。というか、意外と錆白兵って若いんかな。

筆者あとがきは、エイプリルフールこと万愚節の話。信じるって難しい。

やんやんやん