今回は、ゴールデンタイム外伝です。
サブタイ通り一冊丸々二次元くんのお話でした。家族関係から恋愛模様まで。二次元くんの二次元脱却がメイン。表紙はVJ。BJではなく。
あらすじ
二次元くんこと佐藤隆哉は、心の中に想像上の嫁ブリジット・ジュオミリア(VJ)を持っている。そんな二次元くんには、元ヤンキーで姉の舞がいて、舞の子分のような秋という少女との間に過去すれ違いがあり…。
心理学の講義で、二次元くんの手の綺麗さを褒めた愛可。同人誌を作る彼女は、二次元くんをアシスタント兼モデルとする。一方、合コンで三次元とは相容れない二次元くんは、ラノベの執筆を開始する。
感想
まさかサブキャラの二次元くんだけで一冊とは予想外でした。展開としては結構暗めで、自分に何が出来る?みたいに思い悩むシーンが多かったなと。なので、そんなギャグシーンも多くなく、サクサク読めたーという訳じゃなかったです。
以上が簡単な感想ですね。書き上げた原稿が火事で燃える…なんかは悲惨なんですけど笑、自分も読了の感想の下書きが消えた時に、もう一度書こうとしても同じ物が書けない!的な心境に似てるなーと思いました。ま、向こうは何万字とかかも知れないけど。
中々経験したくない出来事ですが、この事態に陥った時に次の作品を描こうというメンタルになれるかどうかで、適性や熱意が分かるのかも。
にしても、内容がそこそこシビアというか現実的というかそんな感じでした。やりたいものやったもん勝ちかなー、みたいな。
今回のbest words
あっ⁉︎乳首トーンだ⁉︎ (p.142 二次元くん)
あとがき
何となく最近竹宮さんの作品読んでて嗅覚の描写多いなーと思い始めました。基本良い匂いの方じゃないけど…。
生きるというのは難しいということで。