心和のラノベ感想

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螺旋のエンペロイダー Spin2. 感想

螺旋のエンペロイダー Spin2. 2014.6

 

今回は、螺旋のエンペロイダー2巻です。

才牙兄妹の能力の秘密が徐々に明らかになり、キャラクターを絞った上での異能バトルで面白くなってきました。能力も応用で色んな使い方が出来るんだなぁ。

あらすじ

ホルニッセこと久嵐舞惟は、〈ウィンド・チャイム〉の風洞楓に才牙虚宇介の調査を依頼する。友人の室井梢を巻き込みながら虚宇介を尾行していると、そこへ虚宇介の力量を計りに来た合成人間のパンターとブルムベアから奇襲を受ける。

才牙そらと日高迅八郎は、視線を向けた対象を粒子に砕く能力が覚醒した志邑詩歌を匿う為に潜伏していた。そこへ現れたマキシム・G、そしてさらにカチューシャの攻撃が襲う。

感想

それぞれの能力者たちが、能力を応用させた使い方だったり、より能力を強化させて戦っていたりと、見ていた面白かったです。日高の攻撃を受け流す〈サルタン・オブ・スイング〉もこんなに活躍するとは。タレ目も良い笑。

基本的には、今回の敵は〈イグノーブル・イグニッション〉で精神の逆の部分を増幅させるといった能力でしたが、流刃昂夕の動きなんかも気になる所でした。楓も生きてて良かったかな。

楓の方が序盤は話を先導しながら、最終的に危険度が増したのが微弱な電気を操るだけだった〈アロガンス・アロー〉の梢という展開も面白かったです。電気を操る系ってやっぱ能力の幅が広くて強いんだよなぁ。終いにはスプーキーEのように人を洗脳するばかりか、その洗脳も勝手に広がらせる事が出来るという。

虚宇介とそら達は別々に行動しながら最後に合流する形。そらの能力は、他人の能力を奪って使う?ことで、ブギーポップのような人間の善悪を判定する役割といった感じでした。敵だと認識してもいけないらしい。

一方の虚宇介の〈ヴィオランツァ・ドメスティカ〉は、反射するというよりかは時間を操る能力っぽいですね。それで、リスキィの睡眠も終わらせたと。それに、未来を見通してそうな所もあるので計り知れない部分もあり。

妹を大事にしている虚宇介ですが、エンペロイダーはこっちなのではとも思います。エンペロイド金貨はまだ何かしら意味を持っているのかな?

今回のbest words

どうしておまえは、答えが返ってこないのがわかっているのに、いつまでも自分の考えを口にし続けるのか、まったく理解しがたいわ (p.13 才牙そら)

あとがき

璃央も活躍してましたー。

フォルテッシモと会食する才牙家どうなってるんだ…。

筆者あとがきは、前回の話に近い心の中の自分について。意思決定は、思うがままにするのが良いのか立ち止まって考えるべきか。