今回は、狼と香辛料20巻です。
湯屋で10数年経った状態での出来事の短編のみ。相変わらずロレンスとホロのやり取りは甘くて良いですね〜。
感想
〜狼と春の落とし物〜
ホロの毛の生え替わりで大変ということに加えて、ルワードがやって来る話。久々のミューリ傭兵団のルワードなんですが、ミューリを娘のように可愛がっていたようで、遂にロレンスが仲間を見つけるという笑。
この話もホロが嫉妬しちゃう系の話で可愛い。櫛に金が掛かるのはしょうがないか…。ミューリの毛をお守りとして待たされていたルワードが、森で他の動物にミューリへの求愛があって大変というのも面白かったです。
〜狼と白い猟犬〜
異端審問官が狼と香辛料亭の噂を聞いて調査にやってくる話。第三者目線で、ロレンス達の宿を見るのは新鮮でした。また、ホロとミューリのやり取りは今みでそんなに見られていないので、そこも良かったです。本当に姉妹っぽく見えるんだなぁ。
本当は、ホロの力を使って温泉を見つけたりで黒なんですが、まぁ見逃されるというか、寧ろ調査に来た方がハマってしまうというオチ。ロレンスがデバウ商会と懇意なのも凄いことなんだなぁ。
〜狼と飴色の日常〜
ホロが日記をつけるようになってから、街でその様子が見かけられホロがロレンスに愛想をつかして出ていくのではと、周りから邪推をされる話。
ホロの日記は創作も入っていたようですが、それを叶えてあげようとするロレンスは優しい。相変わらず目が悪いホロは字が汚いらしい笑。
〜狼と青色の空〜
アラムの宿との道を整備する途中で、身元不明の死体が発見される話。それがロレンスだったら…と考えてしまうホロも愛おしい。
前に出てきた偽の葬式の話題が小銭不足から再燃したものの、聖職者の喧嘩やそもそもお金はほぼ聖職者の方にいってしまう為に実現ならずか。貨幣パンは流行りそう。
p.143のセリムの挿絵可愛い。
〜狼と収穫の秋〜
人ならざる者一行が南からはるばる狼と香辛料亭にやって来る話。これがきっかけで、ロレンスとホロが宿を空けて暫くまた旅に出るという流れになるようです。ミューリ達と合流したり?
ホロが野生の熊から色々な情報を得ているシーンはホロ強いなーと思いました笑。また、エルサの名前も出てきましたが、3児の母になるらしい。
得てして噂は適当なもので…。
今回のbest words
……わっちが……勝ちんす (p.230 ホロ)
あとがき
ニョッヒラに湯屋を開いた当時の様子なんかも見てみたいですねー。
にしても、魅力的なキャラがいれば何やってもそれなりに面白くなりますね。次回また旅に出るとかマジ?