心和のラノベ感想

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新約とある魔術の禁書目録22リバース 感想

新約とある魔術の禁書目録22リバース


今回は、新約とある22巻リバースです。

リバースってなんやねん…って話ですが、序盤は表紙の通りで終戦の祝勝会ムードでした。でも440頁あるんだから一悶着あるよねと。

あらすじ

ウィンザー城で行われる祝勝会。参加しない面々もいる中、上条を始めドレスアップした禁書目録、美琴、食蜂などが列席する。そこへ現れた有翼のトカゲらしき闖入客。その正体はもう1人の上条当麻で…?!

会場に元々いた上条は、過去の記憶を有するものであったが、食蜂は自分を覚えている方の上条へと加担、そしてエリザードらも籠絡されてしまい…。

感想

序盤は、慣れないドレスにドギマギするヒロイン勢だったり、酔って無防備おねいさんと化したオルソラだったり、街の明かりを見て救った人々に思いを馳せたりとのほほんムードだったんですが、やっぱりバトル展開になりましたね笑。

2人の上条は共にトカゲというかドラゴンみたいに形態変化し出すというびっくり展開になりましたが、上条はどうしたって上条なんですよね。真相としては、もう1人の上条は神浄の討魔の具現化というか、幻想殺しの出しゃばりの形みたいな。共に歩んできたからこそ、上条の記憶を共有していたと。

ただ、もう1人の上条は敵というよりかは、魔神に願われて生まれた理想送りのように、もっとスマートに幻想殺しを使えていればという思いが生み出したというか。結局元の鞘に戻ったんですが、上条は幻想殺しと共に守る使命をより強く抱いていきそうですね。

そして、最後はまた戦後の各々の動きって感じで、統括理事会に殴り込む一方通行はかっこよかったなぁ。本文中では子供扱いの一方通行だけれども、色々な出来事を経て良い奴になったよ、うん。今後の学園都市の運営がクリーンになりそうな期待が持てる。

そんな訳でみんな学園都市に戻ってきて、禁書目録が上条の部屋に戻ってきてただいまって言うラストが良かった。英国に留まる選択肢もあったんですけどね。

今回のbest words

俺は、俺を優先するよ。今ここにいる俺を

あとがき

新約編完結!!まさかアレイスターが表舞台に出てきて、そんで表舞台から退場するとは思いもやらなかった。そして、美琴や食蜂、一方通行に浜面といった面々が魔術に触れる機会も増えたなと。

シュプレンゲルやエイワス、薔薇十字なんかは今後の明確な敵って感じがするけれど、まだまだ先は長いんですかねぇ。