心和のラノベ感想

1ヶ月15冊読了目標!

新約とある魔術の禁書目録21 感想

新約とある魔術の禁書目録21


今回は、新約とある21巻です。

表紙は一方通行と人造悪魔のクリファパズル545なんですが、読み終えてみるとこのコンビ中々良いですね〜。

あらすじ

コロンゾンを止めるためメイザースの死体を中継地として目論むアレイスター。しかし、ブライスロードの戦いで葬り去ったはずのメイザースが姿を現す。メイザースは、『黄金』のメンバーを引き連れ、あっという間にクロウリーズ・ハザードを壊滅させる。

一方、父の危険を察知した美琴は、食蜂と共にA.A.A.に乗ってロンドンの地に訪れていた。舞台はイングランドから実際にメイザースの墓のあるスコットランドへと移りゆく。

感想

今回は、言ってしまえばアレイスターとメイザースとの戦いで、途中からメイザースらが実体でないことが分かっていって、何とかアレイスターが勝利。なんだけど、ラストでそもそもローラって本当にアレイスターの娘なの??という謎を残して次回へ。まだまだコロンゾンも打ち倒せてないぞと。

そして印象に残っているのが、バトルバトルの外側のそれぞれのカップリングの動向でした。480頁くらいあるので色々あるんですが、まずはまえがきでも書いたように一方通行とクリファパズル545。突慳貪に思える一方通行の態度の裏に優しさが滲み出ているのが良くて、じゃれ合いもあって。何より電極OFFだと無防備なのに、見張りをクリファパズル545に任せてしまうと。一方のクリファパズル545の方も何だかんだまんざらでもない感じですし、コロンゾン復活の圧力にも耐え切るのがエモい。それで、一方通行の方も最終的にはクリファパズル545の軛を断って、良い関係性だなーと。

ダイアン=フォーチュンとバードウェイのやり取りも面白かったです。『黄金』メンバーと『黄金』を引き継ぐものと。それから、浜面は今回も大した活躍はしてないんですが、今後予想外な動きをしてくれそうだなーと。魔神2人のイレギュラーさも良い味を出してました。

美琴と食蜂のやり取りもまた良かったです。意外とこの2人の関係性は、美琴がSっ気を発揮していて、コケにされる食蜂が可哀想…笑。だけれども、上条と上手く接触してるのは食蜂の方なんですよね。いや、上条も食蜂の呼び方ふざけ出してましたけど笑。食蜂さん女王イメージなのにやっぱりMなのか。

勿論、上条と理解者のオティヌスのやり取りも結構好きです。上条が馬鹿というより、一方通行とかが頭良いだけなんで…。

今回のbest words

オマエは、俺のモノだ (p.464 一方通行)

↑傲慢なようでいて、生きる意味を与えるような一言だなぁと。

あとがき

新約というシリーズは魔神に始まり悪魔で終わるのかなーと思いつつ。

禁書目録がとうまの為に動こうとしている事実に感動…。