創約とある魔術の禁書目録13 感想 ★★★★

2025.8

今回は、創約とある13巻です。

表紙を見た瞬間に新約っぽいな〜と思いました。敵は新約のラスボス的存在のコロンゾン。

そして、インデックスが久々に活躍するシーンもあって良かったです。助けを求めた上条の元に美琴とインデックスが現れるなんて!

あとは、ゴー姉ちゃんが不覚にも格好良かったっすね…笑。

あらすじ

赤い雪が降りしきる中、上条は一度コロンゾンの元から脱出し、『橋架結社』領事館へと退避する。全世界の任意の座標へ『死と鮮血の女神』を送り込む魔術アディカリカの発動準備を行うコロンゾンに対し、面々は頭を悩ませる。

一方、イギリス清教は学園都市の管理として、天草式やアニェーゼ部隊が乗り込んで来る。指揮官であるイザベラ=テイズムはインデックスを軟禁すると言い出して…。

感想

コロンゾンという特級の脅威が現れた一方で、領事館に戻った上条と超絶者たちのほんわかしたやり取りや、隔離されていた青髪ピアスらや小萌先生の大型バス運転など、この温度差がとあるっぽいな〜と思いながら読んでました。

コロンゾンが学園都市で大暴れするかと思いきや、ローマ正教を狙ったアディカリカの準備で割とおとなしめだったのは意外でしたが、自身の無尽蔵な金髪を用いて、蟹みたいな斥候を散りばめるのはセコかったです笑。

しかも、アディカリカの発動準備が数時間しか無いというのも急であり、ただ、学園都市を記号とするが故に逆に地形の破壊が弱点であるというのは面白かったです。

アディカリカの発動は、三竦みの世界のバランスを崩壊させるものであり、ひいては世界を滅ぼす恐れがあった訳ですが、インデックスの強制詠唱で座標をずらされて不発になったのは呆気なかったですね笑。

まぁ、ここに至るまでにアリスやアンナ・シュプレンゲル、神裂などの尽力があったからこその不意打ちでもあったのですが。

ただ、コロンゾンは手段の1つを失ったに過ぎず、力を失った訳ではないのでまだ脅威は消え去っていないですが、そこはアレイスターの自我に期待したい所。

それと、コロンゾンの考えを聞いていると、ただ悪魔というよりも、人と人の繋がりを引き裂く『拡散』という自身の縛られた使命や生きる意味に抗おうとしているだけにも思いました。

力があるからそれを振るっているだけというか、力の使い方を自分でも理解出来ていないのではないか、みたいな。

ま、そんな不自由を嘆く存在に世界を壊されては敵わない訳で、何かしらその行動に理由があればまた話は変わるのですが…。

それで言うと、浜面はコロンゾンと心中する事が結果的に正解なのではという解に達していて、確かにそれは一方通行とも上条とも違った意見でしたが、取り返しのつかない状況だから何とも。

それから木原合計についてですが、人体改造が凄すぎる…。けれども、根本の考え方は善性に思えました。

嬉川欧助という少年を助け、死霊術師のイザベラ=テイズムとも渡り合う実力を見せるとは意外でした。

一応科学サイドの面目躍如ではあるけれど、ここ最近はずっと魔術が押してるので頑張って欲しいです(人口比が全然違うし、そもそもが魔術サイドのアレイスターだから厳しいけど…)。

結局、赤い雪は何を意味しているのか…。

今回のbest words

だって分かりきってる、いつだってそうだから。とうまに手を貸すのが一番良いって (p.153 インデックス)

あとがき

クラスメイトを危機から救ったとは言え、まだ上条の死人認定は変わらずか笑。

美琴に置いていかれた食蜂の命運やいかに。ネフテュスと娘々や、モイナ=メイザースと戦闘になったダイアン=フォーチュンも!