今回は、連れカノ2巻です。
ラノベ好きヒロインが登場しましたね。高校デビュー前の結女に近いばかりか、ミステリーばかりの結女と違って、濫読派の水斗はラノベにも精通しているようで相性バッチリ。
なんですけど、サブタイの通りの結果に。また負けヒロインが生まれてしまった、オヨヨ…
あらすじ
水斗と結女は、読んだ本をおススメし合ったり、母の日のプレゼントを一緒に買いに行ったり、再婚した両親が子供を気にせず新婚生活が出来るように、それぞれ川波、暁月の家に泊まりに行ったり、定期試験があったりの日常を過ごしていた。
そんなある時に、水斗に東頭いさなという女友達が出来た。普段図書館で本を読んでいて、巨乳の隠れ美少女。図書館での時間を重ねる内に水斗への恋心を持つようになり…。
感想
結局は、水斗の中には結女しか見えていないっていう話でした。まぁ、既定路線なんですが、普通に結女と暁月が東頭さんを焚き付けたのは害悪過ぎるんだよなぁ…。めちゃくちゃオタク好みのキャラ造形として出てきてこの仕打ちは可哀想ですね…。
それで、東頭さんは告白失敗後はケロッと水斗と友達の距離感として落ち着く。心情的には、幸せは人それぞれって形だからハッピーエンド感出されてますけど、あまりにも雑ではないですかねー。結女の嫉妬心を出させるのと、水斗の一途さというか男を見せる為の出汁に使われたという風にしか見えない。
でも、定期テストの時の水斗は少しかっこ良かったです。普段は容量良くそれなりの成績を取る水斗が、1位を取らないと周りから見放されると思い込む結女の誤解を解くために、本気を出して1位を取って、結女の肩の荷を下ろさせるという。
この件で、最初は手を抜いて結女を勝たせようとしたことで喧嘩にはなりながらも、"君っぽさは誰に決められるものではない"という言葉は、かなり結女に刺さっていそうです。
にしても、水斗といい結女といいドリンクバー使ったことないとか、今まで異世界で生きてたんですかねぇ…。
今回のbest words
オーケーグーグル。母の日 (p.50 水斗)
あとがき
アニメの切り抜きでラノベの描写がよく出てたので、ようやくそういうのが増えていくのか、あるいはあれはアニメ製作陣が頑張ってくれているのか。
まだ展開の軽薄さ故にこの作品への没入度は低いんですけど、どこかでハマってくれれば良いなぁ。