今回は、連れカノ5巻です。
表紙の通り東頭さん回。まじでこれ東頭さんメインヒロインで良くない…？笑 筆者あとがきでも言ってましたが、一人で勝手に負けヒロインになろうとする結女さん……。
あらすじ
祭りでのキスについて、バランスを崩しただけと誤魔化すばかりでなく、水斗に素気ない態度をとってしまう結女。一方で、ほぼ毎日水斗の元に遊びに来ていた東頭は、遂に水斗を自分の家に誘うなど、東頭の母だけでなく、伊理戸家の両親も水斗と東頭が付き合っているという認識となり外堀が埋まっていく。
結女が水斗に告白した記念日に、東頭も含めて3人で映画館に行くことに。それが噂となり、水斗と東頭が付き合っていると学校で広まってしまう。
感想
バランスを崩してキスするかいっ！！！
この言い訳でお互い話が成立しちゃうのがもうラノベですわ笑。進展したと思ったらすぐ後退するし、これを焦れったいで済ませてしまって良いんですかねぇ。
結女さんがポンコツ過ぎて…。風邪で寝込む水斗を甲斐甲斐しく見守ったり、逆に料理が全然だったり、ドライヤーで髪を乾かさせようとして自爆したり。
この隙にと言ったらあれですが、東頭さんがヒロインしてました。好きな人を家に呼んだにも関わらずこの無防備巨乳ちゃん…。
それから、東頭さん母(凪虎)も出てきて、元ヤンというか鉄火肌のサバサバした感じでした。性格的には似てないんですが、おっぱいへの執着は受け継がれているというか。結婚するなら、好きな奴より気の合う奴を選べとか、既婚者は恋愛の軛から外れる為とかは確かにそうかもなー。
実際に、水斗には東頭さんの方が気が合うし、先に出会っていれば違った結果になっていたかも知れないと本文中にあったんですが、やっぱり色々と初めての方が強くて、結女がメインヒロインになる運命なんだろうなぁ…(諦め)。
空気が読めない変わった子という業があったり、それでいて特別になれない事に悩む東頭さんでしたが、特別だと思われている水斗が下手な小説を見せる事で水斗も特別でない事を示されると共に、飾らなくても受け入れてくれる水斗への好意を再認識したって感じかな。
一度でも振られても気丈に振る舞っていましたが、やっぱり世間知らずで普通な女の子で。でも、普通な水斗を特別な友達だと思う、素敵ですねぇ。
今回のbest words
こちらこそお世話しております (p.102 水斗)
あとがき
何となく東頭さんとこれまで表記してたけど、今後はいさなに統一します。いさなちゃん可愛い！鯨の古名ですって。
最新刊まであと4巻もあるのか…。焦らしながらページ数稼ぐ技術って凄いよね……。
